人はある日とつぜん小説家になる

著者 :
  • 青土社
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本棚登録 : 22
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791765232

感想・レビュー・書評

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  • 本書で取り上げられている作家が、自分のいいなと思う作家とかぶっていたので目次を見て購入。福永信の著作だけ未読。
    好感がもてたのは、評論とはいえ、難解な海外の哲学などを持ち出して大風呂敷を広げるわけでもなく(たぶん著者は思想にも詳しいと思うのだが)、ひたすらテクストの密林に分け入っていく点。
    同じ著者の作品どうしを比較しても、共通点を指摘するときにも過度な一般化はなされず節度があり、作品そのものをものすごく尊重している点。著者本人が画家だからか。また、「視線」にこだわりを見せているところも面白い。

  • 11/29

著者プロフィール

古谷 利裕(ふるや としひろ)
画家, 評論家. 1967年, 神奈川県生まれ. 1993年, 東京造形大学卒業. 著書に『世界へと滲み出す脳』(青土社), 『人はある日とつぜん小説家になる』(青土社), 共著に『映画空間 400選』(INAX出版), 『吉本隆明論集』(アーツアンドクラフツ), 『半島論―文学とアートによる叛乱の地勢学』(響文社)がある.

「2018年 『虚構世界はなぜ必要か?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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