日本語ラップ・インタビューズ

  • 青土社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791770274

感想・レビュー・書評

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  • 「ダンジョンの頃」の日本語ラップのインタビュー集。いま読むと少し時差を感じるが、それぞれのインタビューはきちんと読める内容だった。個人的には、T-Pablowのデビュー前の葛藤とそこから抜け出した後の心境が良かった。

  • 今はもう「ラップができる」っていうことが「サッカーができる」みたいな感じでひとつのステータスになるのかなと思います 韻化文明 「俺の言葉はマテリアル、明日への生きる糧になる」 「知識量がスキルに繋がる」って発想 KOHHコウ フランスで普通に聴かれてる感じ 恵比寿リキッドルーム 滲みとか汚れ 自然発生 例えば自分のなかにまだ眠ってる声の可能性というか、発明されていない声があるんじゃないかっていうことは考えますか? 東京都北区王子の団地周辺の出身 言語を刺青化 邪悪な声 不協和音 ニルヴァーナ マリリン・マンソン 感情の発露と''説明しようのないもの'' 甲本ヒロト 正論より感情 トラップ系 韓国系で早世した父とドラッグ中毒だった母を持つ ユニークネス USのフロウを日本語に非常にうまく落とし込んでいる 陳腐な印象 複雑な押韻 比喩もダブル・ミーニングもあまり使われないので結果として語数そのものが少なめ 相乗効果 中毒性のある複雑なリズム 諸刃の剣 模倣者に苛立つ背景 ゴッホ ピカソ 自分のフォロワーと自分との差異化を図っている 唯一無二 斬新 優位性 「生」と「死」という二つの極の間を「振動」する無数の波のようである クレーの絵の中で死んだ蛾が踊るように モワレが離散的に出現 フィロソフィー哲学 ヴィヴィッド躍動的な polyrhythmは、楽曲中、または演奏中に、複数の異なる拍子が同時に 用いられている状態の事である。 その世界の風を頬に受ける 自己紹介につぐ自己紹介 フッド地元 コンペティション 都築響一 その意味でラッパーはまず、優れた物語り作者でなければならない。 「リアルなラッパー」に求められるのは、まず自分の人生を物語化し、自己を魅力的にキャラ立てしてゆく詩的な能力であり、描き出された「自分というキャラクター」を体現してみせるパフォーマーとしての能力である。 練マザファッカーのプレジデント カリカチュアめいて過剰であり、殆ど自己パロディの域に達している。 2.5次元 ラッパーとアイドルの楽しみ方には強い親和性がある 「記録より記憶残す」のが、ラッパーの本分なのだ。 とうかい韜晦つつみ隠す
    包括的に硬派な議論を深めた特集 詳述する 刷新し いとうせいこう 土俗的 祭囃子 跳ねたビートと言葉の組合せ 有色人種感 啓蒙的な部分が出て 言葉を習得する前の猿 モノリスに触っちゃった ディストピアに対する捻れた憧れ スキゾフレニック=統合失調症 詩吟 脚韻を入れながら乗せていく あらゆる音楽を入れることができるとんでもない"器"なわけだから 日本語でやらないことの方が不自然なんだよ 浅草観光センター 非常に教育効果のある番組 譜割り大前提 二小節の中に何回踏めるか 小節の結で韻を踏んでいくというシンプルなスタイルに変化していったように思えます いろんな真実の欠片を合わせてフィクションを作り上げてる 熾烈な場面 PRIDEのウェルター級の元チャンピオンの三崎和雄 向島 西早稲田 イケメンでマッチョだし もっと先があるんじゃないかって思っていたり 人間って満足しない生き物なんだと思うんですけどね エネルギー的なもの セックスが好きかどうか ブラックミュージック的なグルーヴが足りない 肉便器 地元である横浜の石川町・元町のクラブ 人間が形成される中で一番影響を受ける年頃 出身地でもある青森の三沢でのライブ 米軍基地で育ちながら 伊勢佐木町 黄金町山下公園が全部ローライダーで埋まっていた ラップオタクの間で一番評価が高いのはBenjazzy お前が一番ヒップホップ好きなんだから人にやれとか言ってないで自分でラップしろよ 自分のやっている音楽に自信が無くてヒップホップだって言えない、そこで勝負できないから気持ちでくる。それは結構ヤバいなと思います。 「内なるJ」のジャッジは滅茶苦茶厳しいので、それについてだけ一時間話したいくらいです。 それは多分YZERR的に戦略としてJ要素を入れた曲です ジルコニア=模造ダイヤ ブームに対するカウンターが起きる くみ与せず 進化の過程にある 本書も経過報告として楽しむ

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著者プロフィール

1961年生まれ。編集者を経て、作家、クリエイターとして、活字・映像・音楽・テレビ・舞台など、様々な分野で活躍。1988年、小説『ノーライフキング』(河出文庫)で作家デビュー。『ボタニカル・ライフ―植物生活―』(新潮文庫)で第15回講談社エッセイ賞受賞。『想像ラジオ』(河出文庫)で第35回野間文芸新人賞を受賞。近著に『「国境なき医師団」になろう!』(講談社現代新書)など。

「2020年 『ど忘れ書道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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