クローゼットの認識論 ―セクシュアリティの20世紀― 新装版

  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791770700

作品紹介・あらすじ

同性愛を異質化し、周縁へと追いやる異性愛主義は、19世紀末に始まったものにすぎない。メルヴィル、ニーチェ、プルーストなどを読み解きながら、その中にホモ/ヘテロセクシュアルの分断を不可能にする揺れを発見し、セクシュアリティの混沌を見つめる。その後の文学研究に圧倒的な影響を与えた、フェミニズム/クィア理論の最重要書。

感想・レビュー・書評

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  • 序論 公理風に
    第1章 クローゼットの認識論
    第2章 二項対立論(一)『ビリー・バット』―ホモセクシュアルのいなくなった後で
    第3章 二項対立論(二)ワイルド、ニーチェ、男の身体をめぐるセンチメンタルな関係
    第4章 クローゼットの野獣 ヘンリー・ジェイムズとホモセクシュアル・パニックの書
    第5章 プルーストとクローゼットの見せ物

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著者プロフィール

1950年米国オハイオ州に生まれ、2009年ニューヨーク州に没する。
ボストン大学、アマースト大学、デューク大学、ニューヨーク市立大学大学院センターなどで教鞭をとり、
クィア・スタディーズを牽引する多くの著書を発表しながら、晩年はテキスタイル・アーティストとしても活躍した。
翻訳されている著作としては
『男同士の絆——イギリス文学とホモソーシャルな欲望』(上原早苗・亀沢美由紀訳、名古屋大学出版会、2001年)
『クローゼットの認識論——セクシュアリティの二〇世紀』(外岡尚美訳、青土社、1999年/新装版、2018年)がある。

「2022年 『タッチング・フィーリング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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