- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791770809
作品紹介・あらすじ
待望の初対談集!
いまもっとも注目される気鋭の哲学者が、思弁的実在論から暴力、絶滅、イケメン、
そして自著についてまで縦横無尽に語りつくす。待望の初対談集!
【対談者】
小泉義之/清水高志/岡嶋隆佑/A・ギャロウェイ/いとうせいこう/
阿部和重/墨谷渉・羽田圭介/柴田英里・星野太/松本卓也/大澤真幸・吉川浩満
感想・レビュー・書評
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思弁的実在論の入門書としてはちょっと難しすぎると思う。カントの超越論的主観の議論や、冷や飯を食ってきた形而上学がそもそもどういう立ち位置にあったものかなどの前提がわかってないと、思弁的実在論が取り戻そうとしているものがなにかわからないかも。そもそもいままで素朴実在論に懐疑の念すら覚えたことのない読書にとっては、全く何を話しているのか一ミリもわからない気がする。後半の普通の対談の方が面白い。とくに最後の絶滅をめぐる大澤さんとの対談。
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私には早かったようです。
ベンチマークとして、また戻ってこよう -
第1部の理論的な部分は正直ついていけてなかったけど、第2部の現代についての部分は非常に面白かった。イケメンのインフレーション化から、男性(有名人)の客体化や美醜を質ではなく量(ビッグデータ)的な偏差で見るようになったとか。
グレーゾーンがなくなり、悪の居場所がなくなった、とか。 -
『思弁的実在論と現代について』読んだ。第1部と第2部で、まったく違う内容になっているので、1部の哲学者同士の対話から入ると面食らうかもしれない。が、僕は深淵を孕んだ、立ち止まった思考を促す哲学的会話が好物なので、ゾクゾクしながら読み進めた。