奴隷と家畜: 物語を食べる

著者 :
  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791775460

作品紹介・あらすじ

生きるために、捕って、殺して、わたしたちは食べる。
食べるために、作物を栽培し、家畜を飼育し、人を奴隷にする。〈食べるひと〉ははてしない謎を抱いている。誰ものぞこうとしなかった意識の森深くへと、異端の民俗学者が下りてゆく。物語を食べ散らかすような、不遜にしてスリリングな旅。

感想・レビュー・書評

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  • 民俗学者・赤坂憲雄×作家・川上弘美。文学に描かれた「食」と「性」に迫る | BRUTUS.jp (BRUTUS No.861『危険な読書』2017年12月15日号)
    https://brutus.jp/akasaka_kawakami_eat_intersect_chaotic/

    スタッフ紹介 赤坂 憲雄 (AKASAKA, Norio ) 教授 | 学習院
    https://www.gakushuin.ac.jp/univ/let/jpn/staff/staff15.html

    青土社 ||神話/民俗/伝説:奴隷と家畜
    http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3782

  • 奴隷と家畜に関する物語を紹介する。
    人間は奴隷にできるが、家畜は奴隷にできない。
    人間は家畜にはできない、
    どちらも、飼われるもの。
    奴隷の価格が高くなると、農業で酷使するのではなく、養う分だけ稼いで、奴隷を育てるほうが儲かるようになった。=奴隷を家畜のように大事にする。痛めつけない。

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著者プロフィール

1953年、東京生まれ。学習院大学教授。専攻は民俗学・日本文化論。
『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)受賞。
『異人論序説』『排除の現象学』(ちくま学芸文庫)、『境界の発生』『東北学/忘れられた東北』(講談社学術文庫)、『岡本太郎の見た日本』『象徴天皇という物語』(岩波現代文庫)、『武蔵野をよむ』(岩波新書)、『性食考』『ナウシカ考』(岩波書店)、『民俗知は可能か』(春秋社)など著書多数。

「2023年 『災間に生かされて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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