嘆きの天使

著者 :
  • 青林堂 (1990年8月1日発売)
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784792602000

感想・レビュー・書評

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  • 大泉実成『消えたマンガ家』を読むまで名前すら知らなかった。
    で、没後に初めて手に取ったのが、この本。
    周囲と上手くコミュニケートできなくて苦しむ作者の
    分身のようなキャラクターが、
    おかしくも切ない言動を繰り返す。
    理解できるような、できないような……。

  • 笑いのパターンはいつもどおりのワンパターンなのでこの本ならではの特徴とかはないけども、強いてあげるなら初恋という話が良かった。山田花子はよく惨めな姿の中にある滑稽さをクローズアップして笑いに変えることがあるけど、コレだけはただ悲しかったので印象的だった。

  • 図書館:理不尽で怖い。しかも奇妙なリアリティもある。絵のおどろおどろしさもいい。

  • 人間はこわい。

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著者プロフィール

山田 花子(やまだ はなこ、1967年6月10日 - 1992年5月24日)は、日本の漫画家。本名、高市 由美(たかいち ゆみ)。旧筆名は裏町かもめ、山田ゆうこ。実妹は漫画編集者の高市真紀。
自身のいじめ体験をベースに人間関係における抑圧、差別意識、疎外感をテーマにしたギャグ漫画を描いて世の中の矛盾を問い続けたが、中学2年生の時から患っていた人間不信が悪化、1992年3月には精神分裂病と診断される。2ヵ月半の入院生活を経て5月23日に退院。翌24日夕刻、団地11階から投身自殺。24歳没。
著作に『神の悪フザケ』『嘆きの天使』『花咲ける孤独』『魂のアソコ』『からっぽの世界』『自殺直前日記』がある。

「2018年 『自殺直前日記 改』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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