高校が崩壊する

著者 :
  • 草思社
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794209191

感想・レビュー・書評

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  • 中川八洋が高校教員だったら、こういう本を書いたと思う。1999年の時点で日本社会の「階層化」について言及している。生活指導の論考が多いプロ教師の会だが、授業方法についての記述があり貴重だと思った。

  • 10年以上前に出版されたものであるが,残念なことに現在に至っても依然として解決されない学校教育の諸問題が述べられていた。

    また,若手教員とベテラン教員との間の教育に対する認識の差については興味深かった。

    急速な社会変化の時代にあって,「高校生らしさ」とはどうあるべきか。教師の側も考えていく必要があるように感じた。

  • どんな学校でももう崩壊しています。新学校でもDQNと呼ばれる所も同じです。職員室に投げ込もうかと思いました。が、なんか一般論的感じもする。

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著者プロフィール

喜入 克(きいれ・かつみ)
1963年、東京生まれ。立命館大学文学部卒。1988年から都立高校の教師となる。2012~2018年まで、三つの都立高校で、副校長を務める。管理職として都立高校の改革を目指したが、うまくいかなかった。そのため、2019年から、管理職を辞めて、一教師に戻る。現在、東京23区内の都立高校の生徒部主任。教科は国語科。プロ教師の会(埼玉教育塾)の会員、都立高校の現場から、教育を考えるミニコミ誌『喜入克の教育論「空色」』を主宰している。著書に『高校が崩壊する』(草思社)、『それでもまだ生徒を教育できるのか?』(洋泉社)、『「教育改革」は改革か』(共著・PHP研究所)、『叱らない教師、逃げる生徒――この先にニートが待っている』(扶桑社)など。

「2023年 『文庫 教師の仕事がブラック化する本当の理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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