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- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794211743
作品紹介・あらすじ
だます画商に、だまされるコレクター。書画骨董の世界は偽物だらけ。贋作が横行する業界の内幕を暴くとともに、偽ガンダーラ仏事件など、これまでに起こった有名な贋作事件をとりあげて、その顛末を明らかにする。被害者はいても贋作の売買が刑事事件となることはまずない。この妙な、だが余りに人間的な悲喜劇を生々しく描いた好読み物!なお、偽物をつかまされたくなければ、無名であっても気に入った現存作家の作品を買い、その将来性に賭けるべきである、と著者は提言している。
感想・レビュー・書評
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いろいろな贋作の話が紹介されているが、最後の方はくどくなってくる。自分の目を肥やすことが大切ということかな?
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永仁の壺の加藤唐九郎や、フェルメールの贋作者・メーフェレン、国立西洋美術館もまんまと騙した、フェルナン・ルグロなどなど、裏美術史に燦然と輝く有名贋作事件の顛末を紹介している本。
独自の視点はあまりないので、これらの事件のよく知っている方は読む必要はないが、初めて知る人にはとても面白いと思う。
つくづく人間の審美眼なんてものは、怪しい限りだと思う。結局は権威ある人の意見に毒されて、まんまと贋作をつかまされる。
不謹慎だが、美術に関する詐欺師の話は、金持ちや権威あるものの鼻をあかす話が多いので憎めない。そもそも高い美術品なんて庶民には手が出ないし。
あ〜、庶民で良かった。
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