ヒトという生きもの

著者 :
  • 草思社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794212658

作品紹介・あらすじ

生物学者の目からヒト社会を眺めると、どうしてこんなことになってしまったものかと思う。そしてヒトという生きものは、なんと悲しい、なんと不条理な生物なのだろう、と。生物としてのヒトの宿命と性質を考え、過密社会がもたらすもの、戦争の起源、睡眠と記憶の不思議、アイスクリームの階級制から美人が好まれる理由まで、生物学者・柳沢嘉一郎が夜も眠れず悩みつづけるテーマを綴る。「月刊草思」に連載され大好評を博した珠玉の科学エッセイ、待望の刊行。

感想・レビュー・書評

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  • 柳澤圭子さんの旦那さん、とても面白い本。

  • いかにも哲学的なタイトルだが、内容は哲学的な問いに対して、科学的な着地をしている。

    なぜ戦争が起こるのか→人間の攻撃的闘争本能が...
    なぜ「美人」がいるのか→美人とは標準的な人のことで...
    「老い」とは→死滅細胞の増加で...
    競争社会と平等であることはなぜ共存するのか→複雑で多様な環境が、過剰な争いを防ぐために階層社会を...

    など。

    確かに書かれた内容は「なるほど」と思えるものばかりだが、何か一貫性的なものをこのタイトルから期待する人にとってはちょっと期待はずれかと。単に研究論文のまとめをした書であるという感じを受けました。
    あ、でも内容は面白いですよ!!

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