盛りを過ぎてもへこたれない国イギリスに学べ

  • 草思社
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本棚登録 : 13
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794216342

作品紹介・あらすじ

出色の英国論である。三十年を越える在英体験から、著者が知り得たものは?この本で何より驚かされるのは、イギリス人がしぶとく伝統を守っていることである。日本のように壊していないのだ。都市においても農村においても景観を変えないように細心の注意を払っている。こうした日常の努力があってこそ伝統は守られるのだと著者は力説する。

感想・レビュー・書評

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  • まだ読んでいる途中だけど、レビューを。
    日本と同じ島国であり、王室が存在する国であるけれど、まったく異なるこの国の文化に触れつつ、日本がこれからどうすべきかを考えさせられる本。
    イギリスは、景観も文化であり、その文化を守るためには個人の自由がかなり制限されている。これ以外にも、不思議なルールや貴族とはなんなのか等の興味深い事柄が紹介されている。
    ちなみに、著者も儀礼的称号としての男爵夫人の号を持っている。
    読みやすいのでお勧め。

  • 【配置場所】工大一般図書【請求記号】302.33||M【資料ID】10704811

  • 個人的に、複雑な気分にさせられる本でした。

    この本は、どちらかというとイギリス側に立っていますが、それでも決してイギリス贔屓な内容ではないです。
    作者が日本人である以上、内容としては日本との比較が多いわけですが、イギリス側でもなくかといって日本側でもない…。
    作者の価値観においての、純粋な比較という印象です。優劣をつけるためのものではない。
    それでも、イギリスのよいところ(個人的には福祉・ボランタリー活動の章が特によかった)がたくさん書かれているので、自然にイギリス側に立ちたくなる本かもしれない。

    現在の日本を嘆く作者の気持ちが、非常によくわかりました。
    日本はまだやり直せるのだろうか…と不安にもさせられる本です。
    欧米の良い部分を、きちんと選び取って倣っていけばいいと思うのですが、日本はどうもそのあたりうまくないようですね。

  • イギリスの「ボランタリー活動」は参考になりました。すでに小学校の頃から、イギリス人は寄付行為をしてるんですね。

  • 未読

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