- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794218292
作品紹介・あらすじ
科学雑誌で使われている英語こそ、世界の誰が読んでも正しく理解できるように書かれた英語学習の最良の教材。新感覚の英語上達法。
感想・レビュー・書評
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文学での表現よりも科学英語の方がシンプルであることはその通りなのだろうけど,なぜ理系の人が英語の上達が早いのかの説明はあまりされていないように思うし,そもそも早いのかもよくわからない。
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…実は,私たち日本人が英語をちゃんと理解するには,「日本語でまずは考えてみる」というのが大事だったりする。英語を英語のまま理解するなんていうのは(バイリンガルでもない限り)無理である。私たち日本人は日本語から解放されることはまずない。「英語は英語のまま理解しよう!」といった誇大広告ならぬ古代スローガンをあまり鵜呑みにしない方がよい。(p.28)
無生物主語構文とは,主語がもともと文であった構文であり,そのようなこともあて,主語を副詞的に解釈すると意味がちゃんと理解できたりする。そして,それに付随して,文全体を自動詞的に訳すと,日本語としてこなれた訳にもなったりする。このように,無生物主語構文というのは,意味を考えるにあたって手間がかかるが,この手間は,英語の他動詞好きに由来するのである。逆に,日本語は自動詞好きということもあり,英語ネイティブが日本語の自動詞文を解釈するにあたっては,上と逆の思考をしないといけなかったりする。そんなこんなで英語と日本語は「お互い様」の関係にあるのだ。(p.33)
前置詞句があったら,まずは,それがなくてはならない義務的なものか,それとも,あってもなくてもいい随意的なものかチェックしよう。そして,随意的なものであると分かったときは,それがどこを修飾しているのか,文全体の意味を推測しながら決めていこう。その意味では,前置詞句が随意的なものの場合,それがどこを修飾しているかは,文法では決められず,文全体の意味を推測しながら決めるしかないのである。(p.70)
科学における英語は何よりも客観性が重んじられる。そういったこともあり,どう書いたら構文レベルで主観を排除できるのか,論文の内容以上によく考えないといけなかったりする。とはいうものの,うまくやれば,公文レベルで自分の本音(つまり主観)を読み手にうまく伝えることもできるのだ。バカとハサミ,そして構文は使いようなのである。(p.82)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
英語の学習方法に悩んでいる方はいませんか。実は科学雑誌で使われている英語こそ、誰が読んでも正しく理解できるように書かれていて、英語学習に最適です。「理系ならではの英語学習」をして、英語力を高めましょう。
(電気電子系エネルギーコース M1) -
科学英語は正しい英語が詰まっていて、真の国際英語。
科学英語は最良の英語教材。
英文法はしっかり身に着ける。