- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794218865
感想・レビュー・書評
-
元プロアスリートでもあり物理学博士である著者が、科学的な裏付けのある効果的なトレーニングについて、さまざまな研究結果を紹介してくれている。
運動の限界は生理学的なものでなく脳の潜在意識のプロセスらしいとか、鼻水や喉の痛みなら運動による悪影響はないとか、カフェインはパフォーマンスを向上させるとか、いろいろ面白いし役に立つ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
乳酸は疲労物質ではなく筋肉の燃料
トレーニング前の静的ストレッチは逆効果
マッサージは効果的
筋力を鍛えたければ有酸素運動の前に筋トレ
持久力を鍛えたければ筋トレ前に有酸素運動
喉が渇いたと感じた時に水分補給するのがベスト
4〜8回できるほどのウエイトで数セット
筋トレと有酸素運動は両方行う方が全てにおいて効果的
メニューは長期間繰り返すほど効果が薄れる
計画・目的を持ったトレーニングで効果アップ
認知機能に良いのは有酸素運動
30代から年に1〜2%筋力低下
他にも1〜3%で、骨密度、最大酸素摂取量が低下
運動で老化は抑止できる
有酸素運動をしているとテロメアが長い
筋肉組織の変化には9週間ほどかかる
しかし運動直後!から体内で様々なプラスが起きる
10分程度の運動で健康維持
週に5日30分の運動であらゆる死因リスクを減らせる
前日(当日の朝)の運動でインフルエンザ感染率が低下
-
著者は物理学博士で元カナダ代表の長距離ランナー。フィットネスギア、トレーニングの生理学、有酸素運動、筋トレ、ストレッチと体幹、老化、体重マネジメントやメンタルなど、極めて客観的に(客観的過ぎるほど)、データが紹介されている。とても読みやすく、360頁の長さは気にならない。メッセージは3つ。
①とにかく身体を動かそう
②目標をもち、進捗を確かめよう
③何か新しいことに挑戦しよう
OK!了解。今日は有酸素運動⇒筋トレの順で! -
この本(日本での)初版が2012年。10年経てば出版当時とは違う論文が出ているかもしれないが、運動をこれから始める人、運動してるけどイマイチ効果が分からない人など、とりあえず一読をお薦め。
-
トレーニングに関する、本当にいろいろな知識が書いてある。
-
何事も「○○だけ」は良くない。全てはバランス。
トレーニングに関する様々な事象(ギアからメンタルまで)について、科学的根拠を示しながら客観的に解説。2012年に出版された本で今では常識になってたりするものもあるけど、改めて再認識させられたことも多数。
計画的訓練の大切さ、老化への抵抗、そして何より考えるよりジムに行け!
そうだ、その気持ち。ただ知識も大事。時間を大切に有効に。
復習しよう。 -
とにかく読みやすく、トレーニング初心者でも手に取りやすい本でした!
トレーニング時のよくある疑問をQ&Aという形で解説するスタイルの本。Answerは丁寧に科学的に解説してくれるんですが、少し長いし難しい…。しかし、Answerの最後に2行程度でポイントをまとめてくれるという、初心者にもやさしい安心設計です。
特に長年の疑問だった、『「有酸素」と「筋トレ」はどっちを先にしたらいいの?』、『トレーニングっていつから効果が出始めるの?』などに答えを明示してくれて、意欲が高まりました。
トレーニングしている方は、目次読むだけでも気になるコンテンツを見つけられると思うので、ぜひ。(ただし他の方のレビュー見てると初心者向けっぽい)私もまたトレーニングのレベルがあがったら、読み返したいと思います。 -
カテゴリ化された一問一答式でわかりやすい。
トレーニング本を読み漁った人には慣れ親しんだ内容であまり目新しさはない。 -
健康法の科学的考察。参考程度かな?