- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794218896
作品紹介・あらすじ
政治家の嘘を見破り、"敵"の正体を見きわめる。普天間、尖閣、北方領土、原発、靖国から中国軍の実力まで。日本人に最も欠けている視点から真実に迫った画期的な書。
感想・レビュー・書評
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この著者の本はいつも水準が高く、がっかりさせられることがない。
軍事は政治外交の延長線上にある問題であることからいえば当然だが、広い視野で物事を見る姿勢は一貫しており、ぶれがない。
本書が論じる事柄の一端を挙げてみる。
著者は小泉元首相を「防衛面ではノーミス」と評価する。それはなぜか。さらに小泉が叫んだ「自民党をぶっ壊す」なるスローガンの真意はどこにあり、それは我が国の外交防衛とどう関連しているか。アメリカがF-22を我が国に売らないのはなぜか、など。
これらの分析が真実をついているかどうかは私にはわからないが、説得力を感じることは確かである。そもそも、この手の書物を読む意味は、著者の到達した結論を知ることより、結論に至った過程、すなわち評論の幅の広さとか、考慮した要素の広がりに学べる点にあるのではないだろうか。
時の経過とともに入手が困難になるタイプの書物であるので、なるべく早期の購入をお勧めする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・陸上自衛隊の最強部隊は、千歳市に司令部のある第七師団。
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軍事学という学問は日本においては非常に違った発想に見られる。 しいては、まるで右翼の危険人物のように日本では取り扱われるきらいがある。 しかし、外交を行い、政治を営む人にとっては軍事学は非常に重要である。 軽んじられること自体が間違っている。 また、政治家は、軍事学について無知過ぎる。
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自衛隊の高官が自分が役を終えて書いた本。軍側からの事情が多い。特に配備されている兵器・人員についてなど。
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国家間における軍隊の作用、そのパワーバランスによる政治力学を分かりやすく説明している本。