- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794219541
作品紹介・あらすじ
ラジオ体操の音楽を聞けば、思わず体が動き出す。そんなあなたはもう立派な「ラジオ体操人」かも…。なぜラジオ体操はこれほど日本人に親しまれているのか。そんな疑問を解き明かすべく著者は3年の歳月をかけて各地のラジオ体操会場に赴き、「ラジオ体操人」に突撃インタビューを敢行する。さらに誕生と変遷の歴史をひもとくうちにラジオ体操の意外な側面が浮かび上がってくる。そこに見えてきたのは、昭和という時代の風景と日本人の姿だった-。
感想・レビュー・書評
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淡々とラジオ体操の神秘に近づいていくのが面白い。
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ラジオ体操の本家がアメリカだったとは目から鱗である。しかし、戦前の我が国官僚がラジオ体操を日本への輸入を試みるが、公共放送で放送することから広告効果を排除し、日本独特の精神性を注入して可笑しなことになっていくことが本書を読むと良く判る。そして現在のラジオ体操を創作した遠山氏の談話で「間」が生み出す絶妙な動きの調和を知る。なかなか面白い本だった。
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ラジオ体操、その秘密w
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ラジオ体操って日本独自のものではないんだね初めて知った。しかも保険会社推奨だとするとなんか今だとあまり良い気持ちがしないのはなぜだろう。
アメリカでは「死の換金」は保険批判の論理だった
日本では「人が死ぬと大金になるから保険に入る」
そしてラジオ体操に、今の日本人の縮図を見たような気がする。
そうなんだよねラジオ体操参加組って高齢者に偏ってしまう。いろいろ言われている高齢者だけど唯一の逃げ場がここだとすると、そしてこの逃げ場でさえ取り上げようとする世の中だと先が思いやられるな。
とか何とか言っても日本人の多くはあの曲が流れたらたいてい体が動き出すだろう。 -
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