こども論語: 故きを温ねて新しきを知る (声に出して読みたい・こどもシリーズ)

著者 :
  • 草思社
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本棚登録 : 91
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (79ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794223135

作品紹介・あらすじ

可愛い動物イラスト、古典を現代に生かす巧みな解説。楽しみながら日本語の力が身につく絵本。

「論語」は江戸時代から続く子供の教育の原点。「巧言令色鮮し仁」「過ぎたるは及ばざるがごとし」などのえりすぐりの言葉と、愉快な動物イラスト、齋藤先生のわかりやすい解説で、親子で楽しみながら学習できる素敵な教育絵本ができました。小さい時から知っておきたい名言や有名な言葉に触れるためのシリーズ第1巻。

感想・レビュー・書評

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  • 齊藤先生は「小さなうちに論語を学ぶ事で、生きる力、考える力となって、一生の宝物になる。」とおっしゃってます。

     成長する過程で色々な経験を積み、思い悩む事もあるだろうけど、そんな時にふと思い出してくれればいいな。

     見開き1ページに教えが一つ。わかりやすい文章で、子ども達にとって身近な例も挙げてくれてるので読みやすいと思います。

     読書の習慣がある子なら低学年から読めるかも?

    本文より抜粋です↓

    《徳》とは
     →〈仁〉思いやりや優しい気持ちを持つ
     →〈義〉約束を守る
     →〈礼〉礼儀を尽くす
     →〈知〉智恵を持つ
     →〈信〉行動と言葉を一緒にする

     サムライトルーパーを思い出しちゃった。

    《知仁勇》
     →〈知〉知恵を持って判断する
     →〈仁〉思いやり、優しさ
     →〈勇〉勇気

    「頭が働く人は先が見えるので迷わない。
    思いやりのある人は自分のことで悩まない。
    勇気がある人は恐れない。」

    どれが欠けてもだめだよ。迷わず、悩まず、恐れず。

     道徳の教科書として読んでみてはいかがでしょう?

  • 孔子(こうし)は、2500年ほど前に中国魯(ろ)の国(今の山東省)で生まれた、思想家、教育者、政治家。19世紀くらいまでの中国、朝鮮、ベトナム、日本などの東アジア世界で最も影響力のあった思想家である。

    「親や年上の人を敬って大切にしよう」
    「人に対しては思いやりを持って誠実に接しよう」
    「礼儀正しくしよう」
    これらは常識的なことだが、これらの価値観の大半は、実は孔子が古来伝わる礼儀作法などを勉強して弟子たちに説いた『儒教』の思想に基づいている。
    この孔子の考え方が、いろいろな弟子たちとの短い対話によって、簡潔で、まわりくどくなく表現されているのが『論語』という古典なのです。決して一人では生きられない人間が、多くの人間のいる社会のなかで「うまく」ではなく「よく」生きるとはどういうことなのか、というヒントがぎっしり詰まっています。

  • よかった

  • 読み聞かせ用だけど、大人にも参考になりました。

  • これは読みやすてよい。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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