文庫 センチメンタルジャーニー: ある詩人の生涯 (草思社文庫 き 2-1)

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  • 草思社
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794224996

作品紹介・あらすじ

荒地派詩人が赤裸々に綴った回想の記。絶筆。

戦後現代詩を代表する荒地派の詩人・北村太郎が、
自らの生い立ちから最晩年までを赤裸々に語った未完の自伝。
懐かしい少年時代、詩へのめざめ、突然の妻の事故死、晩年の恋、
詩誌「荒地」の詩人たちの肖像などが、鋭い批評とともに綴られる。

第二部では、病に冒された詩人の語りを詩人の正津勉氏が書き起こし、
北村太郎の語り口そのものがうかがえる異色の自伝となっている。
「生涯ひたすらに感覚を繊細にしつづけ言葉を厳密にしてきた詩人」(正津氏)の絶筆の書である。
解説:正津勉

著者プロフィール

北村 太郎(きたむら・たろう)
1922年生東京まれ。1992年没。本名・松村文雄。東京大学仏文科卒。戦前から「ル・バル」に参加、戦後は鮎川信夫、田村隆一らとともに「荒地」を創刊し、戦後的感性を見事に展着させた詩的世界を確立した。1966年、第一詩集『北村太郎詩集』を刊行、以後数多くの詩集を上梓する。おもな詩集に『犬の時代』(芸術選奨文部大臣賞受賞)、『笑いの成功』(藤村記念歴程賞受賞)、『港の人』(読売文学賞受賞)など。散文集に『パスカルの大きな眼』『詩を読む喜び』『ぼくの現代詩入門』『樹上の猫』。全集的集成に『北村太郎の全詩篇』、未刊行詩とエッセイを集めた『光が射してくる』など。

「2021年 『文庫 センチメンタルジャーニー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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