- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794225658
作品紹介・あらすじ
不調、ストレスの原因は「触れ合い」不足にあった!
人に愛情を持って触れると、お互いの脳でオキシトシンという
ホルモンが分泌され、リラックスし、ストレスが癒され、絆が深まる。
また、直接触れなくても、愛情を持って寄りそうだけで
皮膚はお互いを感じ、癒しに向けた治癒力を発揮する。
気鋭の身体心理学者が、今介護や医療の現場でも注目される
「スキンシップ」による知られざる癒しの力に迫る一冊。
第1章 コミュニケーションする皮膚
第2章 触れないと皮膚は閉ざされる
第3章 病気やストレスが劇的に改善、スキンシップの驚くべき力
第4章 皮膚を拓いて、元気な自分を取り戻す
感想・レビュー・書評
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タイトル通り、直接触れ合うことや寄り添うことの大切さを説いた本。
触れることでオキシトシンの分泌が促進されるとか自尊心が上がるとか、全体的に納得というか聞いたことのある内容が多かった。
癒しの技法のところは面白かった。特にユマニチュード。認知症の方へすでに使われているそうで興味が湧いたので、詳しく調べてみようと思う。
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「たった1回でも、背中は優しく触れられた感触を覚えていたのだ」〜本文より抜粋〜
この一文を目にしたとき、胸の奥に薄っすらあった隙間が静かに埋まっていく感覚があるのと同時に、自然と涙が溢れてしまいました。
自分の実体験から愛着障害や幼少期にトラウマがあったりしたのは分かっていたが、それが何でいまは薄まっていたのか?
この本はそうしたメカニズムを、心理学の観点から優しい言葉で解説してくれています。
仕事柄、人様の身体に触れさせてもらうことが多く。
その際のヒントになればと思い、図書館でたまたま手に取りましたが非常に多くの発見がありました。
この本は直接人の肌に触れてお仕事をされている方にもですが、他にも何かしら心に課題を抱えてしまってる人にも読んでいただきたい1冊です。
なせなら他者を人を癒やすヒントだけでなく、自分自身も癒やすヒントが散りばめられています。
ぜひとも手元に置いておこうと感じた本でした。 -
言葉では表せなかった、いや理解出来なかった感覚がわかったような気がした。人間が愛を持って触れれば、言葉ではなく脳が感じ癒される。 人との間隔(感覚)が、ロジカルにわかった^o^
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人の皮膚に触れて、触れられることによって起こる現象や心理について書かれた本。
科学的な根拠を基に、とても分かりやすく書かれており、自分の実体験とも重なる部分が多々ありとても勉強になりました。
人間関係(会社や学校、親子、パートナー)に悩んでいる方にも解決の糸口になるかもしれません。
親が子供に触れることによって発育していく過程などについても書かれているため、育児中の方にもオススメです。
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スキンシップと分泌されるホルモンの関係について、事例を通してわかりやすくまとめられている。
「世界の見え方は文化に依存する」これは多様な人たちと接していく中で重要な考えであるだろう。
日本に昔から存在した人と人との境界に、今変化が起きている。
何でもかんでも欧米化、標準化することに対して著者は警鐘を鳴らしている。 -
『手の治癒力』もよかったけれど、この本もとてもよかった。少しだけど心を開くきっかけになった。でも、触れるのってむずかしいなと思う。もっと触れたいけど、、自分から誰かに触れる習慣がまったくないことに気づいたし、自分も親に触れられた記憶がないことにも気づいた。さみしい。。
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本屋で立ち読み。まさにマッサージで癒された帰りだった。
新婚夫婦はリスクをとった行動をとりやすいのだという。なぜなら、頻繁な皮膚の交流が双方を力づけているから、という話。
子どもを言葉だけで励ますだけではなく、タッチやマッサージで励ますのは、本当に相手を力づけることができるという。
というような良い話が、科学的っぽい文脈ちょっとと、エピソードっぽい文脈多数で構成されてた。
買うほどではなく。が、大いに賛同する。