文庫 子どもに言った言葉は必ず親に返ってくる: 思春期の子が素直になる話し方 (草思社文庫 ギ 1-2)

  • 草思社
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794225740

作品紹介・あらすじ

思春期の子にとって、親の助けは干渉、心配は子ども扱い、忠告は親のエゴでしかない。
助けようとするとうらまれ、導こうとするとこばまれるとき、
どんなふうにコミュニケーションをとればいいのだろう?
・子どもの混乱と不満を受け入れる
・子どもの性格や気質を批判しない
・性急にまちがいをただそうとしない
・決まり文句や説教は避けよう
・先のことをあれこえ考えず、ただ目の前の状況に対処しよう 
争いを避け、尊重しあってともに生きるためのコミュニケーション・スキルを教えてくれる貴重な一冊。

感想・レビュー・書評

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  • ずいぶん古い本のようだけど、今も昔も子供に対する悩みは同じということか。現代でも参考にしたいこと、あり。

    ☆褒め方
    批判と称賛を織り交ぜるのが親の慣行となっているが、それはやめたはうがいい。
    評価せずに、叙述すること。人格をほめるのではなく、出来事を扱う。性格は評価せずに、気持ちを述べる。人間を称えるのではなく、達成したことの現実像を示そう

    ☆あとがきより
    ・子どもの感じていることを絶対に否定しない。その一方で、認められない行動にはきちんと歯止めをかける
    ・子どもが問題行動を起こした場合、子どもの人格や性格をけなさず、問題を指摘してやる。
    ・依存は敵意を生む。だから、子どもが一人でできることには親は手出しをしない
    ・ほめるときには人格や性格ではなく、やったことをほめる
    ・子どもの言うことを思いやりと共感をもって聞いてやる

  • 彼らの頭の中は、外界から求められる美しさや賢さや強さや清潔感や個性や性的魅力などなどに対応しなければという思いと、それを自ら決定し実現したいという思いでぐちゃぐちゃしている。

    叱るときに個人攻撃しない、性格や個性のせいにしない、というのは知っていたが、褒めるときも個人の性格や内面を誉めない、というのが新たな知見。事実、状況を誉める。

    私だって、素晴らしい母親、スーパーウーマン、とか言われると、いやそれは違う、と思うけれど、母親としてよく工夫している、子どもたちがこんなに喜んでる、とか言われると素直にうれしい。

    私と子供たちの関係はもっとよくなる。

  • 実際本の通りの言葉を使いながら、本人に語るのは結構難しいと思う。人格者でなければ、なかなか怒り狂っている思春期の子供たちに接することはできない。でも、知識として知ってるか知ってないかで、大きな差になると思う。誤った育て方をしている人たちを目にすると、とても焦ったいが、そう言う人たちに限って人の話を聞かない。世界の子育てが、平和的にありますように。その先に、世界の平和があると思う。

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