死神さんとアヒルさん

  • 草土文化
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794509710

感想・レビュー・書評

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  • すごく、淡々とした絵本。
    死神さんとアヒルさんのやり取りが好き。
    死について考えるお話だと思う。
    死神って聞くとギョッとするけど、この死神さんはなんだかだんだん愛嬌が出てくるような気がする。生と死を見つめる絵本。
    「でも、いのちとは、こういうものなのです」

  • しばらく前からアヒルさんは、だれかか自分のうしろにいるような気がしていました。
    『だれ?どうして、わたしのあとをつけてくるの?』
    「うれしい。やっと気が付いてくれたのね。わたし、死神なの。」

    ・死神さんなんて嫌い!怖い!と思っていたアヒルさんですが、毎日いっしょに過ごすうちに死神さんを受け入れていきます。

    〇こんなふうに優しく寄り添って見送ってくれるなら…と、死への恐怖心がやわらぐように思います。
    「でも、いのちとは、こういうものなのです。」
    …の一文が、染み入ってきます。

    再々読くらい。

  • 洋服が印象的な死神さん。
    力いっぱい首をぴんっと伸ばしているアヒルさん。
    アヒルさんの首は生命の象徴のよう。
    描写力の優れた絵本です。

    死について考えさせられました。

  • 服の型紙みたいなアヒルと死神がかわいい

  • 「わたし、あなたが生まれてからずっと、そばにいたのよ。」

    そうだよね、生と死は一緒のもので、どちらもやさしい。

    チューリップの使い方も、よかったです。

  • シンプルな構図とかわいらしい絵で、淡々と物語が進んでいくのですが、最後の一文に、この絵本で伝えたいことのすべてが過不足なく詰まっているのだと思います。

  • 多分、読む人やそのときの状況で、受け取りかたが変わる気がする絵本。
    今回は少し切なく。

  • 死を扱うお話はいくつかあるけれど、大人だからか妙に話に納得がいかなかったり、綺麗事に思えたりする事が多い。
    この本は違う。どこまでも淡々と、優しく、死が近くにあることもまた当たり前なんだってことを伝えてくれる。

  • 5年前に読んだけど、そのときにわからなかったことが今はわかる。
    距離感がちょうど良いから、暑苦しくなく言葉が響く。

  • 独特のコラージュ絵が素敵。
    アヒルさんの表情がいい。

    死のあっけなさを、こんなふうに温かくシンプルに描くなんて。
    この内容、子どもが読んだらどう感じるのかなあ。

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