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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794812582
感想・レビュー・書評
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かつて「ギブァー記憶を注ぐ者」に衝撃を受けました。同じ作家ロイス・ローリーの最新作です。
1952年にドイツのヴィンデビーで実際に発見された2000年前の遺体を元に、何があったのか、何故死ななければならなかったのかを想像し、物語としたものです。
期待しすぎた為、物足りない感じがありました詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1952年に北ドイツの泥炭地で発見された紀元前後の若い遺体。湿地遺体(ボグ・ボディ)と呼ばれている。発見当初は少女と思われていたが、後年科学的調査の進歩により16歳の少年とわかる。作者は、泥炭地のおかげでリアルに残された遺体を見て、その少女の物語を想像する。又、後年少年であると覆された事を踏まえて、少年の物語も想像する。どちらも、若くして沼地で命を落とすという結末だけは、初めから決められている。そういう状況で作家はどう発想するのか。二つのストーリーだけでなく、現代に残された事実からの発想についても作者自身が示して見せる。ユニークな作りの本である。
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