- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794918345
作品紹介・あらすじ
ジャマイカの農園から故国イギリスへと船出した子供たちを待ち受けていたのは、海賊船の襲来だった。その日から海の男たちと子供たちの奇妙な船上生活が始まる。突発した殺人事件をめぐって、無邪気な幼い心がもたらした恐るべき結末とは-。人間についての真実を天啓のように示した、『蠅の王』にも通ずる伝説的古典。
感想・レビュー・書評
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「ジャマイカの農園から故国イギリスへと船出した子供たちを待ち受けていたのは、海賊船の襲来だった。その日から海の男たちと子供たちの奇妙な船上生活が始まる。突発した殺人事件をめぐって、無邪気な幼い心がもたらした恐るべき結末とは-。人間についての真実を天啓のように示した、『蠅の王』にも通ずる伝説的古典。」
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[ 内容 ]
ジャマイカの農園から故国イギリスへと船出した子供たちを待ち受けていたのは、海賊船の襲来だった。
その日から海の男たちと子供たちの奇妙な船上生活が始まる。
突発した殺人事件をめぐって、無邪気な幼い心がもたらした恐るべき結末とは―。
人間についての真実を天啓のように示した、『蠅の王』にも通ずる伝説的古典。
[ 目次 ]
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
植民地ジャマイカの農場に両親を残し、本国イギリスへ
帰国する船旅の途中で、海賊に拿捕された6人の子供の物語。
隔絶された世界であり、陸地の法が通用しない船の上。海賊船長が時に神に祈る姿と対照的に、子供達の暴走にリミットはない。ある種悪魔的な奔放さ、本能への忠誠っぷりが本書の肝である。
子供が大人をあやつる。子供は無意識・無邪気に見えて、すべて知って(感づいて)いる人間は与えられた環境次第で、生き抜く事を前提に、どんな悪魔にもなれる。