旅の仲間 澁澤龍彦・堀内誠一往復書簡

制作 : 巖谷 國士 
  • 晶文社
3.92
  • (6)
  • (3)
  • (2)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 52
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794967251

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 澁澤龍彦によると、堀内誠一は日本にいても、パリでも絵や映画を見ていて、生活を楽しむことに関しては全く変わらないようだ。「パリからの手紙」を読んだ時、堀内誠一の豊富な話題の中でもとりわけ美について、それも一風変わった美を話題にした手紙は、澁澤龍彦へ宛てたものが多いように思った。本書を読めばそれもそのはずで、絵画から映画、演劇、文学、都市…と多岐に渡って鋭く語り合っている。澁澤夫妻がサド侯爵の城を訪れた前後の手紙は興味深かった。お互いの手紙から著作へ引用した文章もあり、二人の著作をもっと識れば、さらに愉しめると思う。

  • ものすごく大きい本!と思ったら、なるほど、生の手紙が載っています。
    澁澤さんと堀内さんは仲がよかっただけに楽しい往復書簡です。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「楽しい往復書簡です。」
      この本を読むまで、澁澤龍彦と堀内誠一に繋がりがあったとは知りませんでした。
      濃密な手紙の遣り取りが出来るコトの素晴...
      「楽しい往復書簡です。」
      この本を読むまで、澁澤龍彦と堀内誠一に繋がりがあったとは知りませんでした。
      濃密な手紙の遣り取りが出来るコトの素晴しさを感じています。。。
      2013/04/19
  • 2021年1月期の展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00245792

  • これ、とてもいいです。
    イラストが入ったり、個性的な字だけだったりの、手紙の数々。
    やはり肉筆っていいな。
    その人が、とても近くに感じられる。

  • 澁澤龍彦と堀内誠一がお互いに送り合った書簡集。
    昨年名古屋の中京大学で展示されたのを見に行った。
    堀内誠一は絵をたっぷり描いていて、これを読む澁澤龍彦はさぞかし楽しかったことだろう、と思う。
    堀内誠一の「パリからの手紙」にも一部収録されております。

  • 1968年から1987年までふたりの間でやりとりされた手紙。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

1928年、東京に生まれる。東京大学フランス文学科を卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介。また「石の夢」「A・キルヒャーと遊戯機械の発明」「姉の力」などのエッセイで、キルヒャーの不可思議な世界にいち早く注目。その数多くの著作は『澁澤龍彦集成』『澁澤龍彦コレクション』(河出文庫)を中心にまとめられている。1987年没。

「2023年 『キルヒャーの世界図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

澁澤龍彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×