作家・翻訳家。一九三六年東京生まれ。
1960年東京大学文学部卒業。1965年同大学院博士課程修了。國學院大學名誉教授。フランス世紀末文学、とくにアルチュール・ランボーを研究。一九七一年、「渋面の祭」「触れられた闇」が芥川賞候補作品となり、小説集『ガラスの夏』(角川書店)を刊行。ほかに『埋もれた時』(河出書房新社)、『悪夢「名画」劇場Ⅰ・Ⅱ』(行人社)、この2点より抜粋した文庫本『悪夢小劇場Ⅰ・Ⅱ』(新潮社)、さらに集成として『悪夢百一夜』(ウチヤマ出版)。『坂本龍馬とその時代』(新人物往来社)、『石原莞爾独走す』(新潮社)、『猫はほんとうに化けるのか』(徳間書店)、『海が呑む-3.11東日本大震災までの日本の津波の記憶』(晶文社)などがある。翻訳としてJ・ヴェルヌ『海底二万海里』(角川書店)、F・ポワイエ『禁じられた遊び』(角川書店)、『ランボー全集』(共訳、人文書院)などがある。
「2012年 『優しさのゆくえ』 で使われていた紹介文から引用しています。」