いつもそこには俺がいる (ガッシュ文庫)

著者 :
  • 海王社
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本棚登録 : 67
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796406598

作品紹介・あらすじ

十年来の片想いは、これで終わりだ-。高校時代から続いた腐れ縁でセフレ。そして今も同じ広告代理店に勤務している真崎史彦の結婚披露宴に招待された水澤倫章。婚礼前夜、最後のセックスをしてさよならするはずが、事態は思わぬ方向へ-!?リーマンラブの最高峰、完全復活!!

感想・レビュー・書評

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  • 広告代理店勤務の同僚同士
    長編シリーズものです。

    まれに見る執着系の傲慢俺様攻ですねー……
    序盤は何なんだコイツは!!って思ってました。
    振り回される受が可哀想じゃん!!ってね。

    いわゆるこじらせ愛です。
    攻はここまでする必要があったのか?ってくらいの壮大な執着っぷりで驚かされます。
    そんな傲慢で唯我独尊な俺様攻ですが、蓋を開けてみれば、とにかく受を溺愛しちゃってるのね…ってことが分かります(≧∀≦)

    受はそんな攻に振り回されるばかりの1作目ですが、この先攻ザマァな展開もあったりするのかな?
    どうなっていくのか楽しみです^^

  • どうして彼(倫章さん)は彼(真崎さん)からこんな酷く辛い思いをさせられてるのかしら?
    と思ってしまう、真崎さんの披露宴から始まりますが、これが真崎さんの人生最大の賭けであったと判明すると、何とも凄い愛情に目眩が致しますし、斬新ー!!と感嘆に御座います

    セックスフレンドという二人の関係上、倫章さんは10年という月日、無自覚に押さえ付けた「好き」という思いを真崎さんの披露宴という、最大の別離で爆発させ、真崎さんは偽物披露宴を企て倫章さんの思いを確かめ、想いを成就させる展開にはハラハラしながら本当に引き込まれましたの!
    新婚旅行の話では、真崎さんの凡人には理解が難しい感覚の持ち主である所と一般的感覚の倫章さんの、すれ違いが見られますが、きっとこの先もこうして歩みよりながらも、お互いに愛し合うのだろうと確信し、このケンカップルが凄く愛しくなりました
    倫章さん一途、愛情が重たく、囲いたくて止まらない真崎さんが突っ走り、鈍感天然小悪魔な倫章さんが与えられる愛情(暴走なので理解されにくい)に反発し呑み込まれ翻弄され、真崎さんは何故わからないと憤怒し、懐深い倫章さんが遅ればせながら理解するのが面白いのですー。

  • 10年来の親友で腐れ縁、会社まで一緒の真崎と倫章。真崎の結婚披露宴からはじまりますが…。この披露宴が裏を返せばものすごい思惑の元にとり行われたもので、ビックリ展開です。なにより、強靭女子頼子さんがかっこよくも気持ちいい!傲岸不遜で俺様な真崎と渡り合える豪傑だけど、その性格ゆえにこの展開!
    最終的に二人よかったね、って感じです。19年前の作品文庫化らしいですが、大幅加筆修正をされたみたいで、そんな前の作品だとは感じませんでした。ドキドキハラハラすごく面白かったです。

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