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- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796408783
作品紹介・あらすじ
罪人を遠島に送るために川を下る高瀬舟。弟を殺した喜助という男が乗せられた。護送役の同心・羽田庄兵衛は、男の晴れやかな顔を不審に思い、訳を尋ねると喜助は事件の悲しい内幕を語り始める-。表題作ほか、犠牲の意味を問う「山椒大夫」、細川家の「阿部茶事談」などの資料をもとに書かれた「阿部一族」など、選りすぐりの短編集。声優・鈴木達央が紡ぐ「高瀬舟」名場面抜粋の朗読CDを封入。
感想・レビュー・書評
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朗読は素敵だった。文章が長くないので、物語の殆どが聴ける。
「高瀬舟」足るを知る、という事。
「山椒大夫」奥方のあまりの世間知らずぶりにびっくりする。これから行く旅路の距離もお財布をただ預けてしまう油断ぶり、子供たちと大人が分けられて船に乗せられた事。なんとも不甲斐ない。
「阿部一族」侍は死に場所を探すばかりなの?
お殿様が死んで、その周りの人達がどんどこ死んでいく。殉死18名も凄いが、生き残った方への言われ方も酷い。なんて勿体ない!この同調圧力というか、個の人権意識の薄さが異常。私には理解できなかった。
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