心霊写真 不思議をめぐる事件史 (宝島社文庫)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796646888

感想・レビュー・書評

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  • これは労作。

    写真技術が伝来してまもなくから「心霊写真」は存在したこと、写真にまつわる因縁話が流布し変遷したこと、心霊写真と宗教団体の関わり、昭和の心霊写真ブーム……など、本邦における「心霊写真」の成り立ちと変遷を追った一冊です。際物の一言で片付けられがちな分野だけに、本書のような存在は貴重でしょう。

    興味深い記述も多いです。昭和四十年代、突如として心霊写真が「祟るもの」となったのはレジャーブームによるものだという指摘には目から鱗。旅行の機会が増え、旅先で写真に「知らない顔」が写りこむようになったということですね。

    なお、原著の刊行が2000年刊行のため、デジタルカメラと心霊写真の関わりについては触れられていません。調べてみたいところです。

  • 年表を読んでいるという感じでした。
    中には、当時の事件などや噂話など載っており、そういう所は楽しめた。
    作者は心霊写真を否定しているようですが、私は本物もあって欲しい。
    でも、自分の写真には写らないで下さい。

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著者プロフィール

1963年、東京生まれ。ルポライター。著書に『心霊写真 不思議をめぐる事件史』『心霊ドキュメンタリー読本』『東京 記憶の散歩地図』『怪談 FINAL EDITION』『日本の幽霊事件』ほか、怪異の真相に迫るノンフィクションを多数刊行。

「2019年 『東京の幽霊事件 封印された裏歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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