連帯保証人: 悪しき制度が招く悲劇とその解決策 (宝島社新書 219)

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796653633

作品紹介・あらすじ

「連帯保証人」は「ただの保証人」ではない!貸し手に都合のいい「人的担保」である!!推定2000万人といわれる我が国の「連帯保証人」人口。「自己破産」「ノイローゼ」「自殺」…悲惨なケースが絶えないにもかかわらず放置されてきたこの制度の真の危険性とその解決法とは。連帯保証人たちの悲惨な実例を徹底取材し、制度自体の危険性と改善点を問題提起する。

感想・レビュー・書評

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  • 保証人と連帯保証人の違いが酷い。
    確かに絆は強くなるだろうが、とにかく理性的解決を提示した本である。

  • 社会人にもなったし、もしかしたら今後触れることになるかもしれんってことで、フラっと読んでみる。
    制度の概略、簡単な歴史、引き起こされた悲劇や事件。ごくごく簡単に把握することができる。別に深く判例を追ったりするわけでも無く、あくまでも一般向け。

    とりあえず連帯保証という関係は、win-winじゃ無いってことはわかった。
    でも、日本人って“無償の善意”って好きなイメージある。ま、無償どころか身ぐるみ剥がされちゃうから問題なんだろうけど。

  • ただの保証人と連帯保証人は大違い、その違いにあえて触れずにあるいは知らずに安易に保証人を頼んだり保証人になってしまうといかに恐ろしいか、という本。また日本での保証人の濫発も大問題だそうです。死んだ親父が「保証人には絶対になるな」と言ってましたがほんとです。なお、保証人の怖さだけでなく解決方法もしっかり書いてあるところがすばらしい。

  • 連帯保証人の怖さを書かれている。日本の連帯保証人文化には前々からあきれている。債権者は友情とか情とかを盾にとり、リスクを第3者に押し付ける。銀行はリスクを商売にしているものではないのか?こんな非人道的制度が国会でもあまり取り上げられないのにおどろかされる。日本ってのは、企業対個人の関係を見ると本当に第3世界だよねえ

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