サウスポ-・キラ- (宝島社文庫 547)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 808
感想 : 120
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796656719

感想・レビュー・書評

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  • GW、思い立って高知へ行くことにする。
    今回の旅の友はこの本にして勇躍出発。岡山までは新幹線ですぐだけど、そこからが長い。
    とは言え、朝日に煌く瀬戸内海や深い緑を湛えた大歩危小歩危の渓谷は、しばし本を読む目を休ませる美しさ。
    この本、野球を題材にした巻き込まれ型ミステリーなんですが、題材の親しみやすさとスピーディーな展開で、まあまあ楽しく読めました。
    物語のつくりや登場人物も、ある意味冒険小説のお約束というところに沿っていて、そういう安心感もあります。
    ただ、まあ、それだけに斬新さにはちょっと欠けるかなと。色々な野球本を底にしていて、試合の場面ってなかなか読ませますが、あれだけ痛めつけられたピッチャーが試合であんなに投げれるものかというところもちょっと。。。

  • 時代設定が昭和かと思うほど、会話や描写が古臭かった。展開もイマイチ。主人公の優等生な兄、老獪そうな記者、オーナーの不肖息子等、意味ありげな人物も結局なんてことなく肩透かし。もっと面白くなりそうなテーマだっただけに残念。

  • 野球ミステリー。
    あきらかにモデルがいそうなGMとコーチ。
    「ピッチャーは走りこみと投げ込みをやってりゃいいんだ」って言いそうな人を思い浮かべながら、エンタメとして楽しむ本。

  • 野球ミステリーとして読みやすく、殺しもないミステリー。
    読みやすく分かりやすい。
    ただ、ちょっとした冗談や言い回しが気持ち悪い、面白くない、寒い。
    ストーリーがストレートなミステリーなのに、面白くなくて引っかかる。
    ラスボスや動悸なども、どんでん返しもなくストレートな内容。
    でも、読みやすい。

  • 珍しい野球ミステリー小説。
    どっちの設定を先に思いついたのか分からないけど、ハードボイルド小説の探偵役としても違和感のない主人公にすることで、「変わり者のピッチャーが主人公の野球小説」としての面白さにも繋がってるのが上手い。

  • タイトルはそういう意味だったんだな。
    巧妙に仕掛けられた罠にはまり八百長をしていると糾弾されたオリオールズの投手沢村。
    潔白を証明するために行動した沢村を結果的に救ったのは一人の女性。あの出会いがなければどうしようもなかったんだろうな。
    沢村の感情が理解し難いところがあったな。
    クライマックスとなる試合の描写は沢村の状態を考えるといくらなんでも‥そんなにすごい投手だったのか

  • 野球好きってのもあるのかもしれないけど、オモシロかったし、一気に読み終えました。
    ミステリーとして、よくあるパターンだったけど、それが見事にやられました。

  • なぜか主人公が冷静なのが不思議。私がスポーツに求めるものと、ハードボイルドはちょっと違う。一気に読んだが読後感はイマイチ。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    人気球団オリオールズの投手・沢村。ある日、沢村の「暴力団との癒着」と「八百長試合」を指摘した告発文書が球団とマスコミに送りつけられ、身に覚えがないにもかかわらず、沢村は自宅謹慎処分を受けてしまう。自身の潔白を証明するため、告発文書の調査を開始する沢村。やがて彼がたどり着いたのは周到に計画された恐ろしい陰謀だった!第3回『このミス』大賞を受賞した正統派ハードボイルド。

  • カーヴ、ストレイト、トレイナー、トレイニング、トレイニング、トレイニング……トレイニング。サウスポ『ウ』キラーではないらしい。結末もご想像通り。最後の投げる選択に笑う。こんな状態の選手と交代の選手もいないらしい…。最後はだらだらとした投球描写ととってつけた人間味描写。
    流行語大賞と同じで、◯◯が凄い大賞はやはりロクデモナイ。

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