日陰でよかった!

  • 宝島社
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本棚登録 : 65
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (115ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796662529

感想・レビュー・書評

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  • 隣のビルと雑木と薔薇の木の植えすぎで日照がとれないうちの庭ですが、
    日当たりの決してよくない条件の土地って日本には多いはず。
    日陰と、ひとくちにいうけれどその中にも色々のタイプがあること、
    シェードガーデンに向いたさまざまの植物たちが、ナチュラル志向のポールさんの眼で紹介されます。

    風知草、ホスタ(ギボウシ)やカレックスなどの色合い豊かな緑、
    日本の里山にもみられそうな山野の植物たちの親しみ深い佇まい…
    とても落ち着くのでいつまでもめくっていたいようなそんな本です。
    ポールさんのガーデニングのアイディアやテクニックも詰まっていますよ~。

  • この強がりというか
    負け惜しみというか
    なタイトルに苦笑いしつつも
    本を開いて数分後
    日陰でよかった!
    と叫んだとか叫ばないとか

    いやはや、目からウロコですよ
    日照大事です
    でも、影あっての日照です
    日照あっての影です

    ひまわり大好きイエーイみたいな人種には
    必要の無い本かもしれない
    でも
    そうだった
    大きな木の集まる森の
    足下には
    日が僅かしか届かないなりの美しい世界があるんだった
    (鉢のひとつが葉やけでピンチに陥ってるんだった)

    ものの言い回しとかもユニークで
    文章も楽しい
    少し前の私の「半日陰」のイメージ
    そのものの写真もおちゃめ
    (画の半分が日なた、半分が日陰に直線で区切られている)

    この本は欲しいかも
    そして、彼の他の著作も読みたい

  • 庭が日陰気味なので。緑多めでナチュラルかつしっとりした具合がよくて、とても楽しく眺めた本なのだけど、誤植が多すぎ。あとがきが非常にいいエッセイだった。

  • 一口に日陰と言っても、木陰、半日陰、濃い日陰、湿った日陰、乾いた日陰、混在する日陰といろいろあると知った。植物は環境に合わせて生きようとする。本来は咲くはずの花を咲かせないで生きるのも一つ。枯れない程度に、それでも生きていく。植物は移動する。スゴイ!
    ホスタ(ギボウシ)とシダはとても美しい。

  • 狭い土地利用で、日射があまりとれない日本の住宅にうってつけのバイブル。ベランダでも、狭い路地でも植栽が可能ということが分かる、大変参考になる一冊。

  • いつか、ポール・スミザーさんのお庭を見てみたいのよぉ。長野にいらっしゃいます。aimi

  • 分類=園芸・庭園。08年6月。

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著者プロフィール

ガーデンデザイナー、ホーティカルチャリスト(園芸家)。イギリス・バークシャー州生まれ。「英国王立園芸協会ウィズリーガーデン」および「米国ロングウッドガーデン」にて、園芸学とデザインを学ぶ。ガーデンデザイン、施工、園芸全般に関するコンサルティングや講師として活動の幅を広げる。2000年「第1回東京ガーデニングショー プレゼンテーションガーデン部門」でRHSプレミアアワード(最優秀賞)を受賞。地域の環境や風土を生かし、季節の移り変わりを感じさせる多年草を中心とした自然な雰囲気の庭づくりには定評がある。2001年より10年間に渡り、休耕田を利用して自らがつくった八ヶ岳ナチュラルガーデンを舞台に、初心者からプロまでを対象にワークショップ『プランツコース』を開催。自然の理に適ったこれからの庭づくりを実践的に指導。2009年より八ヶ岳南麓に在住。一般公開している作品では、宝塚ガーデンフィールズ『英国風ナチュラル庭園 シーズンズ』及び軽井沢絵本の森美術館内『ピクチャレスクガーデン』がある。 著書に、『ポール・スミザーの自然流庭づくり』『ポール・スミザーのおすすめ花ガイド』(講談社)ほか。

「2016年 『ポール・スミザーの剪定読本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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