- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796672795
作品紹介・あらすじ
日本の法律では、失踪してから七年間が経てば、遺体が発見されなくても死者とみなすことができる-。偶発的に夫を殺してしまった祐子。彼女は遺産を相続するために、愛人・黒沢とともに自宅の地下室に遺体を隠し、蒸発を装う。しかし、義母が雇った探偵が真実に迫ろうとする。祐子たちは探偵の目を欺くため、警察が公開している身元不明者のリストに目をつけて…。祐子は家族や探偵、警察を騙し通し、遺産を手に入れることができるのか。
感想・レビュー・書評
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日本の法律では、失踪してから七年間が経てば、遺体が発見されなくても死者とみなすことができる―。偶発的に夫を殺してしまった祐子。彼女は遺産を相続するために、愛人・黒沢とともに自宅の地下室に遺体を隠し、蒸発を装う。しかし、義母が雇った探偵が真実に迫ろうとする。祐子たちは探偵の目を欺くため、警察が公開している身元不明者のリストに目をつけて…。祐子は家族や探偵、警察を騙し通し、遺産を手に入れることができるのか。
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翻弄していると思っていたが、実は翻弄されているのは自分の方だった。そんな逆転の視点が愉しめる。しかしそれだけではなく、最大のどんでん返しがラスト近くに用意されているのである。夫・和彦の真意が判ったところで想像できたが、そこへ辿り着くまでの道のりは充分愉しむことができた。祐子の愚かさとしたたかさ、そして哀れさを思わされる一冊でもあった。 -
ここの人たちのレビューで、読みたくなった作品。ちょっと気になる題名だったし。
年上の資産家と結婚した祐子。ある日、不倫関係が夫にバレてしまい、ひょんなことから殺害してしまう。不倫相手の黒沢と夫の遺体を隠し、失踪事件にする。しかし、義母が雇った探偵が夫の失踪事件を調査することになり…
夫の遺産を総取りにしたい祐子、弟の遺留分をもらい塾の経営に充てたい義兄、祐子の間男の黒沢、3人が怪しいと踏み尻尾を掴もうとする探偵。もう怪しい人たちばかり。サスペンスにありそうなかんじ。どうなっちゃうのとドキドキしながら読んだ。
面白かったんだけど、初っ端死んだ夫もどうよと思ってしまった。なんというか、この夫婦は一体なんで結婚したの?と思ってしまうような…打算というか、結婚は墓場ってこの夫婦のこと?
2015.2.14 読了 -
軽く読めます。
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特筆すべき点がない。
まあまあ、普通。 -
バカ女の一言かな~ 誰に焦点(主役)を置けば良いのか
ブチブチと話が切れている感じがする -
西村京太郎とか山村美紗とか
そんな感じ。
目撃者ゼロ?地下に隠された死体に怯える女!!
消えた夫はどこに?
怪しいチンピラと暴利な探偵の戦い!
( -_ゝ-)<これがホントの2時間ドラマ -
頭の軽い女が不倫現場を目撃された夫を誤って殺して隠したら探偵にかぎつけられる話。
探偵との攻防戦がちょっと面白いのと、背景にある仕組まれていた計画が、ありきたりながらちょっと引き込まれるのと。
それぐらい。 -
人の欲って恐ろしいなって思った。