新装版 証券検査官 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C ま 2-1)

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  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796673242

感想・レビュー・書評

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  • ベッドシーン多過ぎて、またかよっ!
    スレスレ、エロ小説かと…。
    専門用語多いので、集中できない場面も。仕事関係の方には、倍楽しめるんだろうなぁと思った。

  • #まえがき#
    大蔵省のために死んだ一人の上司と三人の同僚に捧ぐ

    #第一章#
    ~証券検査~
    浮浪者との会話、そして死体を埋める衝撃のシーンから
    始まる第一章。
    その後は証券検査官の仕事が中心に書かれている。

    #第二章#
    ~ダーク・ノンキャリア誕生~
    大蔵本省での仕事が中心に書かれている第二章。
    多少大げさな面もあると思われるが、
    当時であれば実際に起こりうるとも思われる。

    #第三章#
    ~錬金術~
    インサイダーによって多額の金を稼ぐ第三章。
    現実には不可能な方法によって稼ぎまくる主人公が書かれている。
    金融についても多少の知識がつく。

    #第四章#
    ~甘い罠~
    金融業界と大蔵省との癒着が中心の第四章。
    癒着のメリットデメリットが書かれている。

    #第五章#
    ~闇と闇~
    政治家とインサイダー公務員の
    どちらも悪の激しい戦いを書いた最終章。

    #感想#
    最初は取っ付きにくい印象であるが、
    読み進めるとドンドン引きずりこまれる小説。

    ただし、官能的なシーンも多くあり、
    個人的にはそこは余計だった。

    これをビジネス小説と分類していいのか迷いは生じるが、
    自分はなんのために働くのかを考えさせられた。

    金融庁や財務省財務局を目指す学生や、
    証券会社に勤める方々には教訓として勉強にもなる1冊である。

  • 証券検査官という仕事の中身がわかる2割。
    インサイダー情報を掴んだ主人公がそこからたどれる犯罪を暴いていく3割。
    残りはまったく枝葉末節なポルノ描写を含む、広大な修飾部。

    この構成を気に入るかどうか。シリーズ刊行されているところをみると、人気作品なのかもしれない。個人的には二度と読まないと思う。

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著者プロフィール

作家、金融・経済評論家。元大蔵省官僚。旧大蔵省・国際金融局と財務局にて「プラザ合意」の外為強調介入担当官、証券検査官、経済調査官などを歴任。
退官後、2000年12月、金融犯罪小説『証券調査官』で作家デビュー。著書はほかに国際経済謀略小説『天空の牙――ドル失墜の日』(いずれも宝島社)『実録・日米金融交渉』(アスキー新書)など。

「2012年 『平成「方丈記」 *自由訳プラス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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