僕たちの好きな東野圭吾 (宝島SUGOI文庫) (宝島SUGOI文庫 D へ 1-20)
- 宝島社 (2009年12月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796675567
感想・レビュー・書評
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「別冊宝島編集部」が「東野圭吾」の作品や人となりについて検証した『僕たちの好きな東野圭吾』を読みました。
「東野圭吾」作品を読みたかったのですが、手元に未読の作品がなかったんですよね。
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『容疑者Xの献身』 『流星の絆』 『白夜行』……ベストセラーを挙げればきりがない、人気作家「東野圭吾」のファンブックが文庫サイズで登場!
作家「東野圭吾」の人となりに触れ、その作品をあらゆる角度から検証。
読者の心をつかむテクニックと魅力に迫ります。
「東野圭吾」と近しい間柄の「大沢在昌」のインタビューも収録!
全作品リストも入っているので「東野圭吾」ファンだけでなく、多くのミステリーファンにも楽しんでいただける一冊です!
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「東野圭吾」作品の魅力について、複数の執筆者(「東野圭吾」作品マニア)が以下の構成で解説しています。
■大沢在昌インタビュー 聞き手・文/中辻理夫
「彼は長く売れない助走期間があって、すごく努力した作家だね──」
■第1章 東野圭吾の引力
ミステリー初心者のための
ミステリー&東野ワールドキーワード 文/友清哲
小説家東野圭吾のテクニック
読者の意識・認識を自在に操る術を体得した作家 文/千街晶之
COLUMN 東野圭吾が直木賞を受賞するまで 文/円堂都司昭
これまでの発言から創作活動へのスタンスが見えてくる
東野圭吾アジな発言集 文/円堂都司昭
COLUMN 東野圭吾――そのキャリアを取り巻く作家と作品たち 文/友清哲
黒田研二 エッセイ 「変態より愛をこめて」 文/黒田研二
■第2章 東野作品スペクトル
時間がたってなお存在感を増す作品
『白夜行』 文/円堂都司昭
東野の転機となった記念すべき作品
『秘密』 文/石井千湖
『探偵ガリレオ』から『聖女の救済』までを徹底解説!
「探偵ガリレオ」シリーズ 文/友清哲
も、もしかして東野さん、女性恐怖症?
東野圭吾の裏テーマは「女はおそろしい」である 文/杉江松恋
COLUMN マンガ化された東野作品 文/成松哲…ほか
■第3章 映像化作品の力学
しっかりとしたストーリーと原作者の柔軟な姿勢が映像化作品を生み出す
東野作品はなぜ映像化されるのか? 文/千街晶之
「ヒットドラマの映画化」というルーティンを裏切る快作
映画『容疑者Xの献身』 文/轟夕起夫
『おくりびと』の滝田洋二郎とヒロスエが挑んだ東野流“生と死のドラマ”
映画『秘密』 文/轟夕起夫
玉木宏と蒼井優、2人のブライテストホープが競演した科学サスペンス
映画『変身』 文/大山くまお
日常のディテールを積み重ね、人間の業と悲しみを描く
映画『手紙』 文/磯田勉…ほか
東野圭吾の“原点”を見事にドラマ化
ドラマ『宿命』 文/白井恵子
ジャニーズの人気者2人が競演した東野圭吾ドラマ
ドラマ『トキオ 父への伝言』 文/白井恵子
ベストセラー作家としての東野圭吾を決定づけたパワーあふれる一作
ドラマ『白夜行』 文/白井恵子
“普通”のリアリティを獲得するために配されたキャスティングの妙
ドラマ『流星の絆』 文/好間烏合
ドラマ『流星の絆』に託したクドカンの想いとは?
「親離れ」と新しい「絆」――宮藤官九郎はいかに『流星の絆』を「補完」したか 文/宇野常寛
■東野圭吾全作品リスト
■執筆者紹介
「東野圭吾」作品って、70冊以上も読了しているので、印象が強い作品以外は内容を失念していたり、他の作品と混同していたりするので、あれっ… この作品って、どんな内容だっけ? とか、こんな内容だったけ? 等と感じながら読みました。
意外と覚えていないもんですねぇ… 読んだ順番も執筆順とは関係なくバラバラなので、本書にを読むことで体系的に復習できました。
薀蓄もたくさん学べましたね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・もう一度読み返そうと思う。
「片思い、予知夢、夜明けの町で、鳥人計画、同級生、ガリレオの苦悩、学生街の殺人事件、むかし僕が死んだ家」と、「アルキメデスは手を汚さない、ピタゴラス豆畑に死す、ソクラテス最期の弁明、パスカルの鼻は長かった、ディオゲネスは午前三時に笑う、プラトンは赤いガウンがお好き、ヘシオドスが種蒔きゃ鴉がほじくる」
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この文庫本が発売された2009年12月までの東野作品についてあらすじから秘話まで東野圭吾好きにはたまらない一冊。
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東野作品のうちどれを読んでみようかなと思っている人には役に立つかもしれない。東野圭吾のファンで作品をどんどん読もうと思っている人には読む必要のない本。
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購入場所:ブックファースト ルミネ新宿1店
読書期間:2010年1月4日~2010年1月6日