ラブ・ケミストリー

著者 : 喜多喜久

• 宝島社 (2011年3月4日発売)

感想・レビュー・書評

[miltipさんの感想 · 2012年7月19日]

んーーー、終わりが気に入らん

[mizunikatamukuさんの感想 · 2012年6月25日]

有機化学修士課程で天才的解析能力の主人公。恋の成就、研究の閃きを取り戻す前半と、後半は本領?意外なキミの正体、小悪魔カロンさんの目的、恋と研究の行方が…完璧逆ルート解析される。最終決断に秘められたミステリーと東大キャンパスの雰囲気は柔らかい。

[ywestさんの感想 · 2012年6月21日]

有機化合物の構造を見ただけで、その合成経路を思い浮かべられるという東大のチート院生のお話（もちろんフィクション）。
基本的にラブコメだけど理系院生の研究風景や様々な有機化合物名も（さわりだけど）出てくるので、自分にとっては懐かしい気持ちになる話。最後の方は駆け足だったのが残念だけど、話の構成がきれいにまとまっていて読みやすかったです。
まあこの手の小説特有の登場人物を使った叙述トリックに使い古されてる感を覚えるのは自分だけでしょーか??

[しゅうじさんの感想 · 2012年6月8日]

自分が化学系の大学を卒業しているので楽しく読めた。
主人公のような能力が欲しいね。
ラストは、無理矢理って感じがするなあ。
もう少しひねって欲しかった。

[ちゃーちゃんさんの感想 · 2012年6月1日]

ハッキリ言ってジャケ買いでした(笑)だって知らない作家さんだったし。
でも正解でした。
気軽に楽しめました。キャラもそれぞれ好感が持てるし。

続編？も出ましたね。これから読みます。もう買ってあります。

ミステリーというより私にはファンタジーだったかな。好きです。

[hondokumamushiさんの感想 · 2012年5月30日]

自分の命を削ってまで愛する人に尽くす・・・
そんなことが・・・

[harry618さんの感想 · 2012年5月29日]

途中までいい流れで、「理系男子」という設定も好きだったが、
オチが意外とあっさり持って行かれたような気もしました。

[マミタさんの感想 · 2012年5月24日]

巻末の解説に、「ラノベ的という意見もあった」と書いてあるのには同意ですが、それでも最後までさわやかで読みやすい楽しい小説でした！ミステリーかどうか、というのは置いておいてこういうのは好きです。

最後のサプライズには、騙されたーって感じでは全くないし、ラストの展開もご都合主義感があるので少しばかり物足りなさも感じますが、この小説は最初から最後までファンタジーでライトだよ、という雰囲気で描かれているので違和感なく読めました。

ただ、アニメのタイトルとか固有名詞が出てくるので数年後に楽しく読めるのか？という疑問はちょっとありました（笑）。

[メリーさん。（或いは）めぇー。さんの感想 · 2012年5月21日]

理系モノなのにものすごく読みやすかった。
細かい説明は書かれてるんだけど、そこを斜め読みしてもあまり本筋に影響ない感じで。
話もライトでした。
明らかにファンタジーな設定なのに現実として違和感なく読めたのが不思議。

ラストもファンタジーだったけど抵抗なく読めたのは導入部の見事さかな。
そういう意味ではうまい作家さんだと思いました。好きな文体だったし。
何はともあれハッピーエンドでよかったなと。

それはそうと香山二三郎さんの解説文に吃驚でした。
もっと硬い文章を書く方だとばかり…ああいうライトな（?）解説も書けるんだー(@_@)

[tokoさんの感想 · 2012年5月20日]

初恋によって自分の能力を失ってスランプに落ちる草食系男子の初々しさとかほんわかしててよかったけど、最後の結末はあまりに都合良すぎるような・・・

著者プロフィール

喜多喜久

一九七九年、徳島県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。大手製薬会社の元研究員。第九回『このミステリーがすごい！』大賞にて優秀賞を受賞、二〇一一年受賞作を加筆した『ラブ･ケミストリー』でデビュー。主な著書に『青矢先輩と私の探偵部活動』（集英社）、『桐島教授の研究報告書　テロメアと吸血鬼の謎』、「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ、「死香探偵」シリーズ（中央公論新社）がある。

「2022年 『死香探偵 真心は捧げられた死と香る』 で使われていた紹介文から引用しています。」