盗掘でわかった天皇陵古墳の謎

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796683517

作品紹介・あらすじ

盗掘記録からはじめて明かされる、発掘が許されない天皇陵の内部!天皇としてはじめて火葬された持統天皇の遺骨は、銀の筥(はこ)に納められていた。

感想・レビュー・書評

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  • 古墳好きが高じて読みました。

  • 古代史関連の本を読んでいると、往々にして陵墓に関して、盗掘の記録から○○陵と比定された、と出てくるのですが、明治~昭和の盗掘に関する記述にはこれまで殆ど出会うことがなかったので、この本の前半部分の記述はとても興味深かったです。

    実際、陵墓とされているものでない古墳が発掘されて、こっちが本物、と言われているものが何個もあって…。
    陵墓を発掘するのは、冒涜にあたる、という見解も分かるのだけれど、
    もしかしたら本当の方が発掘されていたら、それこそが冒涜になるんじゃ…とか色々思ったりします。
    最近では、少しずつ堀中まで入って…というのも出てきているので、少しずつでも進んでいくといいなぁ…と思っています。

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著者プロフィール

1934年、中国東北(旧満洲)生まれ。京都大学文学部卒業。文学博士。産業能率大学教授を経て、現在、古代史研究に専念。『季刊・邪馬台国』編集顧問。情報考古学会会員。
専攻は、日本古代史、言語学、心理学。
勉誠出版より『誤りと偽りの考古学・纒向―これは、第二の旧石器捏造事件だ!』『神功皇后と広開土王の激闘―蘇る大動乱の五世紀』などのシリーズを刊行中。

「2020年 『日本の建国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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