私は古書店勤めの退屈な女 (日本ラブストーリー大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
2.81
  • (1)
  • (23)
  • (60)
  • (22)
  • (13)
本棚登録 : 315
感想 : 63
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796696616

作品紹介・あらすじ

夫の上司と不倫の恋に落ちた波子。勤め先の古書店での日々のなかで、波子はある決断を下す-。『恋なんて贅沢が私に落ちてくるのだろうか?』に続く日本ラブストーリー大賞受賞作家の最新作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 神戸元町が舞台なんですって!

    宝島社のPR
    「日本ラブストーリー大賞シリーズ

    書店員さん絶賛!
    こんなにも登場人物に会いたくなったのは久しぶりです!
    古書店店主、小松さんのゆる~いアドバイスに私もどんどん励まされました。
    悩みを抱えている方、必読!
    (丸善ラゾーナ川崎店 渡辺彩乃さん)

    夫の上司と不倫の恋に落ちた波子。
    勤め先の古書店での日々のなかで、波子はある決断を下す――。

    『恋なんて贅沢が私に落ちてくるのだろうか?』に続く
    日本ラブストーリー大賞受賞作家の作品。

    ひょんなことから神戸元町の古書店・小松堂で働くことになった波子。彼女は夫の上司、加茂内と不倫中で、それが夫の雅人にばれたことで夫婦仲は最悪の状態にあった。小松堂の店主の“いい感じにゆる~い”アドバイスを聞きながら、波子は加茂内と夫との関係にある決断を下す……。『恋なんて贅沢が私に落ちてくるのだろうか?』の著者、中居真麻が恋に悩める女性の心を描いた、リアリティーあふれる書き下ろし長編小説。」

  • 古書店『小松堂』の店主、小松さんがとても魅力的。
    話し方が好き。
    主人公、波子さんと小松さんの会話はとても面白くて可愛くて、2人の表情が目に浮かぶ。

    波子さんは苦しい恋と結婚生活のどん詰まりにいる。
    小松さんはそんな波子さんの心をほぐして背中を押してくれる。

    自己嫌悪で苦しい時、どうにかしたいのにどうすればいいか分からなくて動き出せない時、そんな状況を笑い飛ばしてくれる人がいたら少し救われるかもしれない。
    自分を支配しているものなんて大したことないって思わせてくれたら、また動き出せるようになるかもしれない。
    小松さんが波子さんの背中を押したように。
    誰かの力になりたいと思った時に小松さんと波子さんのことを思い出そう。

    疑問がひとつ。
    ちょこちょこ出てきた「なんかしゃん」て言葉は、「なんか知らん」の変化形だろうか?
    可愛い言い回しなのだけど、意味がよく分からない。

    • takanatsuさん
      「「何かしようかな」と「何だか知らない」みたいな意味」
      わぁ、ありがとうございます!
      「登場人物の出身は?」
      物語の舞台になっている古...
      「「何かしようかな」と「何だか知らない」みたいな意味」
      わぁ、ありがとうございます!
      「登場人物の出身は?」
      物語の舞台になっている古書店は神戸元町の裏通りで、主人公のお母さんは西二見の県民住宅に住み、主人公は明石の朝霧に住んでいるそうです(具体的にイメージ出来ていませんが…兵庫県ということですよね)。
      出身地について書かれていた記憶はなく、今パラパラ見返しても見当たりません…。
      2012/08/21
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「古書店は神戸元町の裏通りで」
      と聞いて文庫待ち。
      「明石の朝霧に住んでいる」
      西讃岐は対岸ってコトも無いようですね、まぁ近いのかな?
      「古書店は神戸元町の裏通りで」
      と聞いて文庫待ち。
      「明石の朝霧に住んでいる」
      西讃岐は対岸ってコトも無いようですね、まぁ近いのかな?
      2012/08/29
    • takanatsuさん
      「と聞いて文庫待ち。」
      そうですよね。私はnyancomaruさんの本棚で見て、読みたくなりました。
      「西讃岐は対岸ってコトも無いようで...
      「と聞いて文庫待ち。」
      そうですよね。私はnyancomaruさんの本棚で見て、読みたくなりました。
      「西讃岐は対岸ってコトも無いようですね」
      最近は方言もいろんなところに散らばっていますし、あまり厳密な線引きが出来るものでもないのかもですね。
      2012/08/29
  • 主婦の波子さんが古書店で働く日々と、不倫をする日々を平行して進んでいくストーリー。
    まずは古書店のオーナーの小松さんはナイスキャラ。ジョークとか言葉のあやとかは文章だけで感じるのはなかなか難しいものだけど、小松さんのキャラを理解していくとだんだん会話文に入り込んでいけて面白い。帯に、本の登場人物にあってみたいとあったが、まさしく。こんなおじさんと働けたら楽しいし、学べることが多くありそう。

    波子さんは読者にはまずまずの嫌われぶり。でも私はなぜか嫌いになれないかな。むしろ、けじめをつけた彼女はすごい。

    雅人というキャラに特に同情も興味もないが、加茂内というキャラはリアルな感じがして、とても嫌い。自分の地位を守りつつできる限り遊ぼうとするのは最低。

    波子自信もそれに気づきつつ、はまっていってしまうのは惚れた弱みのどうしょもないやつなんだろうね。だからこそ、私は波子さんを嫌いになれない。

  • 私もこんなところで働きたい。小松さんのキャラがいいですよね~。

    恋愛には共感できなかったし、不倫相手の良さが全然わからなかったし、旦那は気の毒な感じ。私、恋愛から遠ざかり過ぎて感度下がっちゃってるのかなあ…

    ただ古書店の雰囲気や小松さんとのやり取りは好き。

  • 古書店勤め、いいな~。退屈な仕事、やりたい(笑)

  • 退屈な女、かどうかはわからないけど、アホな女であると思う。アホなりに自分でケリをつけたからほんまにアホではない。でもそのケリは、雅人を傷つけてだからやっぱりアホだ。それと、古書店はとってつけてる気がする。小松さんの存在は必要だけど。

  • “波子さんが生きてることで、なんかが生まれるんですから”
    印象的な言葉。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      早く文庫にならないかなぁ、、、
      「なんかが生まれるんですから」へぇ~そんな風に言ってみたいな。。。
      早く文庫にならないかなぁ、、、
      「なんかが生まれるんですから」へぇ~そんな風に言ってみたいな。。。
      2013/02/27
  • お話の背景はともかくとして
    個人的には小松さんと波子さんの会話をずっと聞いていたい気分でした。
    や、私も小松堂で働きたいと思ってしまった。。。
    小松さん、ハゲちらかってなければタイプです。
    こんなふうに切り返してくれる男性はなかなかいませんよ。
    ふつうの男性は高圧的で頭でっかちだからね~

    小松さんみたいなひと、どっかにいないかなぁ。。。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ふつうの男性は高圧的で」
      そそそんなコトは無いと思いますが、、、頭デッカチなのは、ええカッコしようと勘違いしてる方が多いです。。。
      「私は...
      「ふつうの男性は高圧的で」
      そそそんなコトは無いと思いますが、、、頭デッカチなのは、ええカッコしようと勘違いしてる方が多いです。。。
      「私は古書店勤めの退屈な女」は文庫化待ちで未読
      2012/12/20
  • 夫の上司と不倫していることが、夫にバレながら、止められないドロドロ感。仕事を始めた古書店の店主小松さんとの、ゆるいやりとり。そのギャップがいいのか、どうなのか⁈不倫をしている波子の行動には、イライラしたけど、神戸が舞台なだけあって、関西のおじちゃんである小松さんのキャラが、とっても素敵で、こんな古書店があれば、行ってみたいなと思いました。

  • 私には、ちょっと読みづらい本だった。
    退屈な女の話しなのか、不倫の話しなのか、古書店の店主の話しなのか…。
    好きな人は好きだと思うけど、私は、登場人物やら、話しの流れやらがゴチャゴチャになってしまった。

全63件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家

「2016年 『今日から仲居になります』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中居真麻の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×