いつやるか? 今でしょ!

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  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796696715

感想・レビュー・書評

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  • 著者、林修さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。

    林 修(はやし おさむ、1965年〈昭和40年〉9月2日 - )は、日本の予備校講師、タレント。

    東進ハイスクール・東進衛星予備校国語科専任講師。担当は現代文。2013年8月10日よりワタナベエンターテインメント所属。

    で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)

    本書のタイトルでもある名文句が東進ハイスクールのCMで一躍有名になった、いま一番旬なカリスマ予備校講師・林修先生の初の著書。参考書ではなく、受験にも仕事にも使える人生のアドバイスがつまった自己啓発本です。2013年には、トヨタのCMに起用されたことからブレークに拍車がかかり、「今でしょ! 」は流行語大賞の呼び声も。遅咲きの東大卒カリスマ予備校講師が、自らの豊富な体験を凝縮させて書きあげた「学び」の詰まった人生の指南書です。

    2022年3月17日の聖教新聞にて、著者が語っていたことが気になりました。
    その内容は、著者が常食している食材が、ブロッコリースプラウトとアカモク。
    アカモクは、酢の物にしたり、みそ汁に入れたりしているという。
    (アカモクって何だ?)
    また、食事は、1日に1食が2食とのこと。

  • さすがに予備校教師。若者に分かりやすく、そして実利となるように書かれた内容である。実体験、自分の言葉で書かれているのが、とてもよい。好感が持ている。
    参考になるところ、多数あり。

    章末のコラムは、灰色地になっており、マイナス面の話題か?工夫していると感じた。

  • 若者に向けた内容かと思いましたが皆に当てはまる。挨拶は平等に、相談に正論で返すな。考えに詰まったら、まず対比。逆算の哲学。流れをとらえる、おのれの適性と脚質を知れ、縦の勝負と横の勝負を知る。あたりが気にいった内容かな。さすが人気予備校教教師だけにわかりやすい。

  • ただいま帰省中です。
    テレビでよく見る林修氏のこの本を読みました。
    タイトルからしてやる気になる。

  • 依然として林先生ファンは続いております。
    こちらブックオフで200円で購入。
    頭の回転も速くて知識量も豊富で話も上手で
    自分が足りないものを補完する人を
    私は尊敬するのでしょう。

    人は聞こうとするものしか聞かない。
    すなわち、正しいから聞くのではなく、この人が言うから聞くのだ。の権威トレンド話、御意。
    私まったくその通り。

    あとは林先生がよく言う
    のんびりした雰囲気の中で馴れ合うな、
    一人になって時間を作って考えろ!
    という考えも大好きです。

  • あのCMを見ながら「ほら、チビちゃん、今だって!」と思いっきり他人事だったことにある時、はっと気づいて凹んだのを思い出す。
    その後、あまりにも有名になり、意味を深く考えたりもしなくなってきているけれど、なるほど、こういう経緯で飛び出した言葉なのか。
    「授業を終点ではなく、日常の飛躍に向けてのスプリング・ボード=踏切板にせねばならない」

    本の対象年齢が林先生の生徒あたりのようで、なんとなく他でも読んだことがある内容なんだけど。
    所々、最近の若者像が垣間見える。
    予備校講師という若者に近い立場なだけにいろいろ思うところがあるんだろうな。

    顔に「利き顔」がある。
    よくいわれるから、気になっていたけど、自分をビデオなどでチェックしてみる、というのはいいかも。

    スタッフをワード型、パワホ型、エクセル型に適性で分け、自分に不足している部分をおぎなってもらう。
    残念なことに、この分類ではピンと来ない世代の私。
    ただ。そういう分類をして仕事を振り分けるというのはありかも。

  • じゃあいつ読むか。
    今でしょ!

  • テレビでよく見る林先生の著作ということで一気読み。
    あまり期待していなかったのだが、想像以上に読みやすく、ためになった。
    自己啓発的な内容で、挨拶や表情、効き顔などすぐ実践できるものが多い。
    個人的に刺さったのは「おすすめの本を聞かない」。観察力と感性で読み取ることは、非常に理にかなっているように思う。結局人間は自分が興味を持った知識しか吸収できないし、無関心なものは覚えが悪くなる。自分のアンテナを広げてたくさんの本とこれからも出会いたい。

  • 受験生の息子に読んでみて、と薦められて手に取った。普段、自己啓発系の本はどれも同じように感じられ、ほとんど立ち読みで済ませていたのだが、この本はとても面白く、いい意味で期待を裏切られた。取りたてて書かれている内容が新しいわけではない。しかし、妙な説得力があり、ついつい没頭してページをめくってしまう。

    第4章の'相手に「伝わる」言葉を探せ'のところを読んで納得した。著者は、自分自身で実際に体験したことや自分で考えたことを、借り物の言葉ではなく、自分の言葉で相手に伝わるように工夫しながら語っているのだ。そもそもこの第4章は'権威トレンドをとらえろ'という章題なのだが、この「権威トレンド」は相手が何に対して権威を感じるかという傾向のことで著者の造語である。聞きなれない言葉ではあるが、シンプルでわかりやすく、著者の言いたいことがよく伝わってくる。

    さらに、予備校教師としての体験談も語られており、これがまた面白い。最初は数学の講師として採用されながらも、このままでは「普通の」予備校教師で終わってしまうという危機感から、戦いのフィールドを一番楽に勝てそうな現代文に変えて、そこで誰にも負けない努力を積み重ねながら、良い流れに変わるまで待ったのだという。'「普通」では、今の時代絶対にダメなのです。「普通」とは、いつでもほかの人と取り換え可能、そういう評価にすぎません・・(中略)・・研究に研究を重ね、これならほかの講師が足もとにも及ばない授業ができる、そういう確信を得ることができました'(P164~165参照) この確信を得た直後に流れが来た。東大を志望する生徒の特別コースで講義をしないかと打診を受けたのである。この流れを掴むことができたのは、雌伏の期間に'焦らず、腐らず、諦めず'に忍耐強く過ごしたからだと著者は確信を持って語っている。

    息子は本に書かれているアドバイスのとおり、手帳を買って記録を始めたようだ。

  • 林先生の初著作。
    流行語にもなったけれど、この言葉は好きだし、
    林先生も嫌いじゃない。
    どのような経過を経て、今の立場までたどり着いたのか分かります。先生だけに例えが分かりやすい。

  • 人生は山あり谷あり。未来にどうつながっていくかは運にもよるけれど、結局は本人の意志次第。

  • タレントさんが書いたありきたりな本だとおもったら大間違い
    生きていく中で誰でも持つであろうちょっとし悩みも大きな悩みも 根本を探り原因を明らかにしてそれを作者だからできる論理的な解決へ導く道筋
    なんとく以外の何物でもない書き方が作者を表現していた。

    中でも思考の仕方が特に重要で
    考えに詰まったらまずは「対比」を考える

    まるちゃんが300円のお小遣いをアップしてもらおうと
    ハナワくんは2000円のこずかいなんだよ と対比でお母さんに説明する
    ここで はまじは200円なんだよ などと言った対比はしない

    何か考えたり主張したりするときには都合の良い対比相手を選ぶこと 
    当たり前なんだけど、それを考えて使うということをやっているかと言われると間違いで
    例が単純だから考えてないようだけど、実は生きていく中で考えずに対比して間違って大変なんてことは結構あり、
    人間関係も使い方一つで構築もできるし、潰すことにもなる。

    こういった事柄をいくつも出しながら、現代文の先生らしい内容と論理液な解決法の提示

    非常に面白い一冊だった。

    タイトルが損しているなあ
    でも、これで売れたんだしなあ(笑)

  • テレビ、特にCMにおけるワンフレーズの威力をまざまざと見せつける一書。

  • 質問の本質 1.自分の考えが及ばない範囲を他人に考えさせその知恵を自己のものとする行為2.問題に真剣に取り組んでいる姿勢を伝えるだけでなく深く考えていることを他人にアピールする行為
    分かる=わける。何が分かり何が分からないかを分けながら考える行為
    複数の対比軸を設定して問題を深く考察していく
    表情は思考の関数である
    利き顔(=目も大きく表情が豊かなサイド)がある。左利き論理的。右利き:感性が豊か
    香り=口臭はNG。香水を付けて香りを確かめる
    洋服=折り目の正しいものを着る
    ハンカチを持つ。アイロンは必須
    相談:とにかく相手の話を最後まで聞く事。相槌には感情を込めること。相手の答えを読み取って、それをさも自分の答えのように言ってあげること
    まさかを使った場合は反省しつつ自分チェックに活用
    相手をよく観察し伝える言葉ではなく伝わる言葉を使う
    人それぞれの権威トレンドを的確に掴み取って、その人が自分に権威を感じるような状況を作り出す
    相手がどういう優越感やコンプレックスを抱いているかを観察する
    相手に話を聞いてもらおうとするにはアウェイで勝負する
    多くの自称食通は値段が高く予約が取れないネットでの評価が高い店を喜ぶ
    話す速度は相手に合わせる。最初に結論、最後に結論も相手に合わせて変える
    こだわりが多すぎると自分の世界を小さくしてしまう
    自分の仕事の核はこだわり持って、後は専門家に任せる
    失敗を重ねつつ人の見る目を養っていく
    そんなの損じゃないは使わない。目先に囚われない
    悪口で望みが叶うことはない
    悪口1.事実を述べているが、言い方に悪意がある→自らを律して事実を変える
    2.そもそも事実に基づいてない内容を悪意を伴って述べている→相手を冷静に分析する種を与えている
    僕はこれしか出来ません、でもこれは誰にも負けませんと言えるようになる

  • 2016/07/02

  • 「逆算の思考」
    仕事でも重要な考え方。深く共感。

    「勝ち易きに勝つ」
    最も得意だった数学科の講師として採用されながらも、自分が「最も勝てる」と思った現代文に切り替えた話。非常に興味深かった。

  • 5章の、悪口をテーマにした話が面白かった。
    「事実を述べているのだが、言い方に悪意が込められている」ものと「そもそも事実に基づいていない内容を、悪意を伴って述べている」ものを区別して、自分の成長の糧にしていこうと思った。

  • (2013.08.25読了)
    流行語ですので、いちおう読んどかないと…。

  • 本当の貯金は通帳ではなく、自分に貯まって行くもの。思いっきり投資しよう!

  • 家にあったので読んでみたが、これと言って特に衝撃的な記述はなし。「これはこうじゃないとダメ!」と決めつけるタイプではないので、こういう本にしては読み易いかもしれない.
    読み返す、手元に置きたい、という本では(私には)なかった。
    そもそも「どうして何も考えずに生きていけるんだろう」という疑問を普段から抱いている人には意味のない本であることは確か。
    共感するとことも少し、それは…となるところも少し。一つだけ反論が許されるのであれば、「媒体が何であれ、考える力があるのなら、それを自分のものにすることは可能だと思う」と言いたいところ。本だから賞賛され、ゲームは批判される、の意味が分からない。私は両方好きだし、どちらからも何かを得ることが出来ると思ってるから。

  • 挨拶や通勤などのちょっとした習慣や考え方を変えるだけで、人生を通して大きな得をするような、そんなノウハウが詰まっていました。特に、権威トレンド、手帳の使い方、流れを待つこと、の3つはとても勉強になりました。

  • 普段、このような人気者の自己啓発本は読まないのが基本ですが、林先生をテレビで見ていてどんな本を書いているのか気になったので読んでみました。
    1回読んでから2年ほどたってから読み返してレビューを書いたので、2回目の読書では感じるところも少なく感じてしまったところがある。
    だが、基本的な当たり前にしなくてはいけないところの再確認はできた気がする。


    林修(はやしおさむ) 東進ハイスクール講師

    「挨拶は誰に対しても平等に。頭をさげるコストはゼロ」
    「質問は、意味を考えてするべき。
    質問の本質とは、自分の考えの及ばない範囲を他人に考えさせ、その知恵を自己のものとする行為。問題に真剣に取り組んでいる姿勢を伝えるだけでなく、深く考えてもいることを他人にアピールする行為。」
    「相談を持ちかけてくる人への上手な対応法:
     とにかく相手の話をよく聞くこと。おかしいなと思っても遮らずに、最後まで話を聞くこと。相槌には感情を込めること。」
    「読書というのは、どんな本を読もうかな、面白そうな本はないかな、と探すところから始まる。本は自分でアンテナを広げて、そのアンテナに引っかかったものを読んでいけば良い。そうしていくうちに、アンテナの性能がどんどんよくなって、もっともっといい本を捕まえることができるようになる。」
    「まさか、という言葉は自分の思っていたことと実際に起きたこととの間にずれが生じたときに使われる言葉。まさかを使うということは、自分の観察力不足から見落としたもの。自分の判断が間違っていることを認める。使わなくていいように努めるとともに、使ってしまったときは反省しつつ最大限活用すべき。」
    「友達は少ない方がいい。お互いに理解しあえ、かつ本当に尊敬できるような人間がそんなに数多くいるはずもない。多くの友達、仲間がいるという人が、どこかで自分をころして合わせていたり、なんとなく引きずり回されているような感覚をもっていないか。」

  • 授業は感銘を受けさせて終わるのではなく、行動を取れるようにさせるのが目標。

    自身の適性の中で「勝ちやすきに勝つ」仕事を見つけよう。

  • 女なのに歩くの早いのコンプレックスだったけど気にしないことにしよう。

  • 林先生のお好きなタイプの人間というのがわかりやすく出ている本だと思う。
    少々偏った考えがそこここに見えて素直に読めないこともありました。

    状況の判断と、自分自身の力を推し量る力、つねにものを考えるという癖をつけること、などなど、わかりやすく書かれています。

  • 予備校講師という肩書に収まりきらないほどの活躍ぶりを見せている林修さんの初の著書。豊富な体験に裏打ちされたシンプルで力強いメッセージが満載で,すぐに実践したくなることばかりです。さぁ「いつ読むの?今でしょ!」

  • 勝ちっぱなしなんてありえない。いい流れが来ているときほど、酔わず、驕らず、浮かれず。悪い流れのときは、ヤケクソにならずじっと耐える。焦らず、腐らず、諦めず忍耐強く。

  • 表情力のアップ
    相談は、もう結論はでている。
    五年後の将来から逆算する。
    権威トレンドから、相手の満足を追及する。

  • できる人は日頃からよく考えている。だから、すぐに行動に移せるのだと思った。
    すぐ行動するために、
    ・5年後を思い描く
    ・勝つが易しの道を見つける
    ・一人の時間を減らさない
    ・失敗が許される若いうちに動く
    今は自分の道がわからなくても、「焦らず、腐らず、諦めず」に、ハジけていこう!

  • タイトルからすると「とにかくやれ!」という根性論が展開されるような気がしますが、理論的で読みやすい内奥になっています。

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著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。東進ハイスクール、東進衛星予備校現代文講師。東京大学法学部卒業後、日本長期信用銀行に入行。その後5カ月で退社し、予備校講師となる。現在、東大特進コースなど難関大学向けの講義を中心に担当。テレビ番組のMCや講演など、予備校講師の枠を超えた活躍を続けている。

「2016年 『林修の仕事原論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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