エスノメソドロジ-: 社会学的思考の解体

  • せりか書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796701495

作品紹介・あらすじ

日常性の呪縛を解き放ち、多様な生に向けて、カスタネダ『ドン・ファン』の技法が、いま雑踏のなかに甦る。

感想・レビュー・書評

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  • その人たちにとっての「当たり前」をどう解釈し表現するか、それがどのようにして日常生活の中に組み込まれていくかを事細かに分析する手法。割と末端やマイノリティに対しての研究手法として用いられそうな。

  • 1987年に出版された、エスノメソドロジー文献の日本における先駆的な翻訳書。翻訳されている文献は秀逸なチョイス。エスノメソドロジーの必読文献でしょうね(と言いつつ最近読んだばかりなわけですが)。エスノメソドロジーの研究活動が秘密結社的だっていう話、この本が出てから20年以上経った今でもそんな感じがするんですが、どうしてかなあ。「当たり前のこと」はなぜ当たり前なのか、というエスノメソドロジーの問いは、秘儀的どころか日常的な理解のしかたにフォーカスしているのだし、いろいろな応用のポテンシャルがあってすごくおもしろいのに。

  • 簡単なようで、改めて表現することが難しい。エスノメソドロジーはそんな概念である。
    人々が現実を解釈する方法について調査することがエスノメソドロジーであると定義することができるだろうが、それだけでは何かもの足りない気がする。

    解説書に当たって、整理された考えを持つに至れるか、試してみようとおもう。

  • パッシングの説明(アグネス)、「あるカテゴリーにあてはまる人は誰でもそのカテゴリーの1人のメンバーと見なされる。そして、そのカテゴリーについて知られていることはまた、彼らについて知られていることなのである。」p34

  • 風が吹いても桶屋は儲かりません。

  • ガーフィンケルの「アグネス、彼女はいかにして女になり続けたか」など収録。
    いい論文ぞろい。
    なかでもウィーダーの「受刑者コード」は最高。
    これだけでも読む価値あり。

  • 一読の価値はあり。

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