プログラムのからくりを解く ルート検索や料金計算はどうやっているの? [サイエンス・アイ新書] (サイエンス・アイ新書 22)
- SBクリエイティブ (2007年5月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797339505
感想・レビュー・書評
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ソフトウェア開発の1歩を踏み出すため基礎を身につけるには最適な書籍。
本書は身近な例を取りながら、ノイマン式計算機の基本的な構造と命令実行の仕組み、デジタルの基礎、データ構造、アルゴリズムについて図を多く用いながら簡潔に説明していて、ソフトウェアがなにをしているのか、これからソフトウェア開発に踏み込もうとしている人に是非手にとってほしい。
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自動販売機やルート検索など身近な例を通して、どのようなプログラムが組まれているのかを知ることができる。プログラマー初心者におすすめ。
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アルファベットを覚えただけでは、英語で文章を書くことはできません。その間には、長くて険しい道のりが待っています。
コンピュータのプログラムもそれに似ています。
私も昔、パソコンを買ったばかりの頃、C言語をマスターしようと思ったことがありました。
最初は簡単なんですよ。変数の話が出てきて、値を代入するとか比較するとか、そして四則演算、条件分岐の話…と。そこまでは分かるのですが、で、それを使って、プログラムを書くにはどうしたらいいのか、という核心の部分が全然分からない。
当時は、英語を日本語に翻訳するようなプログラムを作りたいと、大それたことを夢見ていたのですが、どこから始めればいいのか、そのきっかけが全然分からないという。
結局、挫折しました。私には無理。英語と同じ(笑)。
この本を読み始めたら、その頃の記憶が鮮やかによみがえりました。おいおい、まさかそこからこの俺にやり直せというのか。そりゃないぜ。
でも、ご安心ください。その部分はほんのさわりということで、コンピュータの発想をちょっと知ってもらうというだけのためにあるようです。本題は第4章から始まります。
カーナビ、Web。我々が日頃何気なく使って、その恩恵に預かっている技術の、裏側をばっちり解説してくれています。
内容的にはとっても面白い本だと思いますが、どういう人にお薦めなのかなあと考えると、少し悩んでしまいました。
プログラムのことが全然分からなくて、パソコンのこともあまり詳しくないという人には、少し難しすぎる部分があるかも知れません。読んでいく途中で挫折するかも。そういう人は、第4章から読み始めるの一つの手ですね。
プログラムのことやパソコンのことがよく分かっている人には、最初の部分が少し冗長に感じられるかも知れません。それに、第4章からの内容が少し物足りないかも。説明を分かりやすくするために、条件をかなりシンプルにして解説しているので、もうちょっとつっこんだ部分が知りたい、と思う人もかなりあるかも知れません。
そんなわけで、ちょうどいいくらいの人が読めば文句なく面白い本だと思いますが、皆さんはいかがでしょうか。 -
所在:展示架
資料ID:10701352
請求記号:007.64||Ta33 -
ITパスポートの勉強の一環として読みました。
内容もITパスポートレベルの内容なので、本当の基礎レベルしか書かれていないです。
図が多くて読みやすく、分かりやすかったです。 -
[ 内容 ]
携帯電話やカーナビなど、私たちの身の回りの便利な機器のほとんどはコンピュータが使われたデジタル機器になっている。
その便利な機能をどう実現するかの設計書がプログラムだ。
本書では、文字や画像、音声といった情報をどのように扱うか、機器を動かすときの指示の手順はどうしているかなどの、プログラムの仕掛けを解き明かしていく。
[ 目次 ]
第1章 右に左に快適走行(カーナビで行こう もっと快適な生活を! ほか)
第2章 青信号?赤信号?(スイッチ1つでできること もう1つのスイッチを使う ほか)
第3章 運賃計算も確実に(アルゴリズムを駆使する 売上実績をグラフに ほか)
第4章 カーナビでもう迷わない(便利なシステムを支える技術 現在位置を割り出す ほか)
第5章 時刻表もリアルタイムに(Webはどうなっている? リクエストでWebページを送信してもらう ほか)
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