- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797346374
作品紹介・あらすじ
心からほっとしたり、元気になったり、やさしい自分に戻れたり。そんな香りを暮らしのなかで楽しむためのアイデアブック。
感想・レビュー・書評
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お香の世界の入り口にぴったりな本。
豊富な写真と可愛らしいイラスト、文章もやさしく、まさにお香のようにふんわりと香り立つ一冊です。
お香を楽しむようになってから長いものの、お香に関しての知識を特に深めようとは思わなかった者からすると、なるほどなるほど、と思うこともたくさんありました。お香の種類や歴史などの知識だけではなく、香りをいかに日常に取り入れるかという視点でも興味深い。
ただ、入浴前にお香を居間で焚いておいてお風呂上りにその香りを楽しむ、とか、外出前に玄関で焚いて帰宅時にその残る香を楽しむとか、それは大丈夫かなぁと心配になりました。お香の先の火がどれほど小さくてもそれでもやっぱり火気は火気。地震が来たらと思うとさすがに軽率だと思ってしまう…。
311前と311後の意識の差かもしれませんが、311以前だって「点火したら消火を確認するまでは傍から離れない」という注意書きはあったはず。
なので、そこだけ、気になってしまいました。
でも全体的には可愛らしくてお香を生活にいかすアイディアの詰まった一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
借りたもの。
香の種類や楽しみ方を、手書きのイラストレーションで紹介。絵の素朴さが味わい深い。
伝統的な薫物や聞香の仕方から、現代の生活様式に合わせたお香の楽しみ方まで。
珍しい塗香(ずこう)の事も。
お店やアイテムも写真入りで紹介しているので、欲しくなる。
茶道・香道でのお香の事や、香の分類・六国五味まで。
お香に纏わるエッセイ本としても。
優しい文章は香というもの、その雰囲気に合っている。 -
五感の中で嗅覚が最も優れている(と、思っている)私は、香りにとても敏感。
アロマも好きだけれど趣を感じられるお香のほうがもっと好きで、思わず手に取ったのがこの本だった。
お香の知識や活用の仕方、エッセイのようなページもあって、まるごと楽しめる。
まさにタイトルそのままに、著者の「お香が好き」という気持ちが伝わってくる度、胸がきゅんとときめいて。
くゆる煙、漂う空気、微かな残り香まで、もっともっとお香が好きになった。 -
読みながら、京都のことばかり考えていました。
私はお寺のお香のかおりがすごく好きで。
その感覚を思い出して、引き込まれる思いがしました。
にほんの香りへの愛情を感じる一冊でした。
今度、お店のお香のコーナーを覗いてみよう。 -
やすらぐ
おもう
たのしむ
まなぶ
お香のふるさとを訪ねて -
匂い袋、文香を実践してみたいと思いました。
匂い袋作り、私の街にはなさそうですがやってみたいです。
気になる香道 -
1冊が物語みたいで心温まった!作者の人が本当にお香を愛しているんだなぁというのが伝わってきた。そしてきゅーとな反応も良い。読後は必ずお香を欲しくなる(笑)
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<和>「お香」って聞くと難しそう?種類や選び方、楽しむ方法などイラストで描かれているので、より身近で親しめると思います。
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
香道、とくに源氏香のことがずっと気になっていて、たまたま手にしてみた本。お香の世界って、 なんて雅で教養深いの~。ため息が出ます。
香をたく方法は、火をつけるだけでなく、灰を温めてその熱で香らせる空薫(そらだき)があったり、灰にもさわらず間接的に温めてかすかな違いを“耳をすまして聞くようにきく”聞香があるとは知らなかった。聞香なら、猫がいてもできると思う、ぜひ試してみたい。
いつか、源氏香にもチャレンジしてみたい。