- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797355208
作品紹介・あらすじ
どんな逆境の中でも、ユーモアと希望を失わず、家族とパーキンソン病患者のために闘う自らの姿を生き生きと綴った感動の記録。
感想・レビュー・書評
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病気だからといって腐るのではなく、財団を作って治療の研究のための寄付を募る活動をしたり、政治家を応援したり、家族のために思いを寄せ奔走する姿に感動した。名声に溺れることなく信念を持って活動し人生を楽しんでいるところは素晴らしい。マイケルの考えがよくわかる本です。
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翻訳がイマイチかな。パーキンソン病や,それに関わる人などへの理解を深められたのは良かったけれど。
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778.253-フオ 300166444
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ラッキーマン執筆から7年後、スピンシティを降板した後のことから時系列じゃなく、仕事、政治、信仰、家族について楽観主義の視点を持って書かれた本。
財団の設立とパーキンソン病の治癒に有効な幹細胞研究にまつわる政治への働きかけの数々、ユダヤ教という異文化の伝統や自分の考えを守るためじゃなく相手の考えを聞けるチャンスとして宗教勧誘の人々の話を聞いてみるという行動にああ、いい考え方をする人だなと思った。でも、どの宗教も信じるには至らない、という所に安心してしまう所がやっぱりオウム以降の恐怖心が根底にある私の克服できてないアレルギーなんだろうな。
あと、9.11でロスからNYへ家族が心配で車で横断したり、両親や兄弟、子供達、何よりトレイシーを愛しているという愛情に溢れたこの世界中どこへ行ってもある家族というものの偉大さを感じた。
そしてそれを築き上げるのは並大抵じゃあないけれど、彼らの自然さがお互いへの尊敬や尊重がとても暖かいもので、パーキンソン病は徐々に彼を蝕んでいっているけれど、日々生きているということが熱いなぁと感じる言葉達だった。
オバマになって、研究の結果はどうなったのだろう?それは本書には書かれていないので、これから調べてみようと思う。 -
ここまで深く政治と係わって、自分の病に立ち向かっている姿に驚きました。
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彼が映画界から去って、早10年。
パーキンソン病と向き合い、戦う姿勢に、非常に感動しました。 -
2010.5.13(木)浦和バルコ 紀伊國屋にて
三浦先生も読んでいるとのこと -
カミングアウトしてから10年の マイケルとパーキンソン病のお付き合いの記録。
日本では彼の動向をなかなか知る手立てが無かったのだが、元気でいてくれたことが、まずうれしい。(バンクーバーオリンピックの閉会式では、onの状態の彼を見ることができた)
だれもが知るハリウッド・スターであるとともに 病気と戦い、病気の研究資金を集める財団の顔になり、4人の子供たちの父として家庭を大切にする。八面六臂の活躍をする。でも読めば、何よりも大切にしてきた仕事を諦めなくてはならなかったり、彼を誹謗中傷する声に、時にはへこんじゃう普通のおじさん、でもあることもわかる。
それをも包み隠さずさらけ出すことの出来る彼は やはり最高に強い。
前作と同様に、かなりボリュームのある本だが、人を楽しませることに対して、彼は超一流!そしてとてもさわやかな読後感をもたらしてくれた。
同時代を生きる者として 最大級の賛辞を贈ります。