ゲームシナリオのためのファンタジー事典 知っておきたい歴史・文化・お約束110 (NEXT CREATOR)
- SBクリエイティブ (2010年7月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797359848
作品紹介・あらすじ
世界の創作に大切なこと。ファンタジーのストーリーを創作する時に知っておいて欲しい歴史、文化、お約束を事典形式でまとめたネタ帳です。
感想・レビュー・書評
-
西宮図書館で借りる
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゲームじゃなくても、例えばヨーロッパを舞台にしたファンタジー小説を書くのに1冊持っていてもいいと思いました。西洋文化の方が多めです。ファンタジーゲームの舞台が中世ヨーロッパですのでね。
1~7章まであります。
国家・魔法・武器・宗教・世界・魔物・生活の7つ。
内容的には中世ヨーロッパと近世ヨーロッパの文化の違いとか。
王国、帝国の違いや、国王、枢機卿等の称号の役割とか。
戦争のやり方、武器、防具の種類と使い方とか。
魔法に関しては魔術、錬金術から陰陽道等さまざま。
神や妖精やモンスターの事もありました。
絵も図も沢山あって読みやすかったです。
一日の食事、通貨、街やそこに繋がる道がどういった理由で作られたのかも。
それから、オマケ程度ですが、各ヨーロッパ諸国における名前の変化表。
フランシス(イギリス)→フランチェスコ(イタリア)→フランシスコ(スペイン)フランツ(ドイツ)→フランソワ(イタリア)など。
小説の世界観やプロットを作る際、矛盾点の粗探しに丁度いいかもと思いました(笑)
現代っ子が考える中世と実際は違います。
例えば、千年前に建てられた木造の廃墟…。って木材腐って朽ち果ててるし!(石しか残らない)とか、
イギリスとフランスの100年戦争、100年間休みなく戦争したかと思いきや数カ月~数年に1回しか戦ってなかった!とか、
ゼウスとアルテミスは同じ所に存在しない、とか。そんな「アリエナイ!」を払拭してくれること請け合い。
生半可な知識で創作すると、必ず誰かに突っ込まれるので、この本で基礎を学ぶと良いかも。
でも内容的にはさらっとしか書かれていないので、詳しくしりたいのなら歴史書や専門書を別に必要になるかなと思いました。
正直、これ1冊でファンタジーを作るのは足りないです。
この本で物語の設定や世界観を考えて、別の本でその知識を深める、的な。
ガイドライン程度の本と割り切って読んでください。
きっとこれだけで知りえた知識で物語を書くと、薄っぺらい内容になってしまいます。 -
概略が書いてあるが、専門的ではない。
-
古今東西の神話・伝説の概要が簡単にまとめられていて、面白かった。
ゲームシナリオのためだけではなく、神話・伝説を知りたいときにも便利だった。 -
ゲームシナリオに必要な知識とはいえ、ヨーロッパの常識を知るためにも役立つと言えそう。日本人には、ヘェ〜というしかない内容がある一方、日本も変わらないなぁと思える内容もあって面白い。
-
独特の世界を構成するディティールの知識が整理されていて理解しやすい。こういうのがあると便利。ただ、こういうのを読んでると、子曰く、これを知るものは、これを好むものに如かず、これを好むものは、これを楽しむものに如かず。って言葉がよぎるんだよなぁ(笑)
-
(特集:「ゲームを作ろう!」)
↓利用状況はこちらから↓
https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00542556 -
大体知っている内容だったが、知らない項目に関しては広く浅く体系付けられた情報を入手できて有用だった
古代、中世、近世の時代背景を大雑把に掴むにはちょうど良いという印象
実際に創作の参考にするには専門の資料は必要
資料を探すのにこの本で紹介された内容が助けになりそう -
ファンタジーの基礎が書かれているが……一部著者の思考が混じっている。なので、歴史を学ぶのが必要。
-
広く浅くだが浅すぎず、辞書的に参照可能