ダムの科学 知られざる超巨大建造物の秘密に迫る (サイエンス・アイ新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797362015

作品紹介・あらすじ

わが国は山がちで雨が多いのが特徴です。降った雨はすぐ低い平野に流れ込み、海へ流れでてしまいます。このため大雨が降れば洪水に、雨が降らなければ水不足になります。これらを軽減するのがダムの大きな役割です。また、ダムは太陽の恵みである水の循環から、再生可能な水力エネルギーを生みだしています。本書では、日本と世界のダムを取り上げながら、ダムの基本と歴史、最先端技術、運用管理、環境対策などを解説しています。

感想・レビュー・書評

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  • ダムが特段好きなマニア等でもありませんが、広い視野と知識を得る為に様々な本を読むので、この本を手に取りました。

    安定のSBクリエイティブの本という事でカラーかつ図解で見やすい。

    ただ、個人的にはあまりにも専門的過ぎました。
    この本を読んで為になる人はやはり、建築系の仕事に携わる人や生粋のダムマニアですね。


    私自身としては、こういった本に出会えた事で、普段あまり表に出ない『ダム』という、いわば縁の下の力持ちな分野のことを学べたのは大いに意味があったと感じました!

  • 10年近く前、ダムは無駄な公共事業の1つとして見られていた時期があったことを覚えている。
    しかし、ダムがどういった役割をしているのか、自分たちの生活にどう貢献しているのかを知ると、無駄とは決して言えないことが分かった。私たちが生活していくために欠かせないもの。先人たちが電力不足や洪水を解決するために悩みながら作った偉大な装置だ。それを無駄と言い切ってしまえるのは、私たちがその苦労の上に胡坐をかいて座っていたからに過ぎなかったことを痛感した。

  • ダムのいいことばかりしか書いてないのは気になるが、入門書としてはよかったと思う。重力式、アーチ式、フィルダムなど長所・短所、建設の流れなど簡潔にまとめてあり分かりやすかった。

  • わかりやすく、幅広にダムを扱う。

  • ダム巡りが更に楽しくなる。

    わかりやすく書かれているので、
    理系な人間でなくとも理解できる。

  • 今年は黒部ダム50周年。ダムなしに日本の近代化や高度経済成長はなかった。温暖化による洪水・渇水リスクの増大など、ダムの役割はこれまで以上に増大。総合工学としてのダムの奥深さや魅力を再発見できる一冊

  • わが国は山がちで雨が多いのが特徴です。降った雨はすぐ低い平野に流れ込み、海へ流れでてしまいます。このため大雨が降れば洪水に、雨が降らなければ水不足になります。これらを軽減するのがダムの大きな役割です。ダムは、計画する人、調査する人、設計する人、つくる人、管理する人といった、非常に多くの人々が関わり作られています。それは、日本では7世紀前に、また、世界ではエジプト時代に造られたとされるなダムなど、ダムの歴史と発展とともに培われた技術、物語の上に成り立っているのです。本書では、日本と世界のダムを取り上げながら、ダムの基本と歴史、最先端技術、運用管理、環境対策などを解説しています。

    ダムは歴史も技術も実に奥深い!ということがよくわかりました。あれだけの巨大構造物を造ってしまう人間の技術はすごいですね。その雄大な姿(世界のダムの規模は日本のダムとは段違いなんですね)や景観を愛するダムマニアのみなさんの気持ちもわかりました。欲を言えば説明図がイマイチわかりにくかったので、もう少し素人向けにわかりやすい図だったら理解も深まったんじゃないかなあと思います。

  • イラストが多用されていてダムの種類について簡単に理解できた。ダムの概要から諸問題、工程など幅広くカバーしていた。読みやすいようにイラストや写真があるのでダムを知りたいと思う人は是非この本から入ってみるといいと思う。

  • 教科書的な内容なのに書き手の愛が半端なかった

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