iCloudとクラウドメディアの夜明け (ソフトバンク新書)
- ソフトバンククリエイティブ (2011年8月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797367003
感想・レビュー・書評
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「iCloudの良さは何かといえば、利用者に何もかんがえさせないことだ」p131.l11
消費者は技術、経営、開発者に興味などないのです。すばらしい商品、サービスであることを認識していただいてはじめて、商品、サービスに付随する存在に対して消費者は興味をもつのです。無視こそが、受ける最大の暴力。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
しっかり読んでいかないと迷いそうになる。期待していたほどのインパクトは無かったが、SONYに関する話題には知らない事が多くて勉強になった。
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印象に残ったのは下記2点の議論
・こちら側、あちら側(体制側)の議論
ソニーのブランドはもともと「こちら側」のブランドとして確立していたが
オープンMGを境に「あちら側」のブランドに。
→所有権をわたすデジタル配信、クラウドメディアの時代では、
信頼できるブランドかどうかが重要。あちら側のブランドでは成功は難しい。
・クラウドとデジタルロッカーの違い
クラウド=デジタルロッカーではない。利用者IDを元にした使用権をベースに
メディアの流通が変化していく。
→モノからサービスへの変化、メディアを手始めに他の分野へも拡大するだろう。
そんな時代を先取りすることができるか。。。
#iCloudはこの本の本質ではないような。。。 -
iCouldの話ではなくてメデイア論。時代の流れが読めて面白い。
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すべてのデジタルコンテンツはクラウドへ向かう、その時の新しいビジネスの潮流が生まれる。
映画でも音楽でもいい、あるコンテンツを購入したら、”買った本人である”ことを証明するしるしを持つだけで、あとは本人確認さえできれば、どの機器でも楽しめる。こうした考え方は、いずれデジタル配信における運用ルールの主流になっていくだろう。 -
アップルの「iCloud」とソニーの「キュリオシティ」を比べて、今後のクラウドメディアの動向を占う一冊。
紹介と分析に留まってて、その後の動向までは今一つ踏み込めていない感が。 -
クラウドメディアによって何が変わるのか?
→パソコンをハブとして使う時代からクラウドをハブとして使う時代へ
利用者のIDと販売するコンテンツを結びつけるというダウンロードからレプリケーション、複製という概念
デジタル化された価値がクラウドメディア化されることで従来の枠組みを超えたバリューチェーンを生み出すことができる -
媒体がCDやDVDなど物理的なモノから、クラウドという仮想的なモノへ変わることでコンテンツによりフォーカスが当たり、ユーザ、製作者、流通者などコンテンツに関わる全ての人にとって、その所有や利用の仕方が変わる
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iPod touchを購入して、iCloudを使うようになったので読んでみた。
けれども、使い方について書いているわけでもなく、iCloudとソニーのQriocity(キュリオシティ)を中心としたクラウドについての本だった。
まあ、今後の映像配信サービスがどうクラウドを活用していくかは気になるところ。 -
iCloudのすばらしさや活用方法を期待している人にはちょっと物足りない内容というか、ジャンルが違う内容です。私は前者だったので期待はずれ。