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- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797368895
作品紹介・あらすじ
「ずっといっしょって言ったのに。敦志先輩のうそつき…」敦志が、修行のためと仙人の朧に連れ去られて早くも半年が過ぎた。そして夏休み、林間学校へ向かう依と刹だが、そこで悪霊から助けたクラスメイトの真璃が迫ってきて!?「依さま、いっしょに世界を守りましょう!」オカルト趣味の真璃に惚れ込まれ、お風呂場で近寄られたり、手を握られたり…。挙げ句の果て「依ともっと親しくなりたい、なるために霊力が必要」と思い込んだ彼女は、妖に騙されて祟神の祠へ向かってしまい…。
感想・レビュー・書評
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今回は主人公不在の物語……でまとめた方がまとまりが良かったと思うのだけど。依らのピンチに颯爽と現れた主人公が、山の神だなんていかにもな化け物相手に無双する物語である。
蟲師の影響だろうが、山の神はもっと圧倒的な存在を思っていて、事実、途中まではなかなかの存在感であったが、敦志再登場の踏み台にされた形である。
そこまでの物語を思うと、この展開はどうなのだろう。他力本願の願い主が敦志から依に変わっただけ、と解すると、いつも通りとも取れるか。
物語としてはなかなかまとまっていた。密度の高い物だったと思う。星三つ半相当である。
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