ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)
- SBクリエイティブ (2013年1月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797372809
作品紹介・あらすじ
迷宮都市オラリオ-『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。「よし、ベル君、付いてくるんだ!"ファミリア"入団の儀式をやるぞ!」「はいっ!僕は強くなります!」どの"ファミリア"にも門前払いだった冒険者志望の少年と、構成員ゼロの真様が果たした運命の出会い。これは、少年が歩み、女神が記す、眷族の物語。第4回GA文庫大賞、初の大賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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「ダンジョンに出会いを求める」というのが不純な動機であるようでいて、そうでもない感じ。主人公のベルが傷つきやすいが純粋で結構一途で惹かれるところがある。周りの女性たちもベルが気になってしまうようだ。憧れスキルで、レベルが急上昇するのが肝なのかな。
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RPGのシステムを上手く設定として落とし込めており、面白いと思った。一方で安易すぎるハーレム展開とチート性能でチープ感が否めない。
酒場の子との出会いは「主人公が落としていた魔石を拾う」だったと思うけど、これって伏線? 「全部売ったはずなのに残っていた」とか胡散すぎる。
でも続きはたぶん買わない。 -
最初からハーレム狙いな主人公の意思は潔い気もするが、鈍感さや理由が薄くてもモテる展開、謎の潜在能力などは今風と言えるか。文体と使用している語彙の硬軟がチグハグに感じられ、ワシにはやや読みづらかった。
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魔法とかレアスキルとか強くなっていく過程とか、王道だけど楽しい。悔しいけど辞められない。
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なんというか素直なファンタジーラノベ。割と好き。でも文章が突然一人称になるのは止めてほしい。要精進。
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迷宮都市オラリオ。
未知という興奮、輝かしい名誉、そして可愛い女の子とのロマンス。
人の欲望がすべて渦巻くこの場所で少年は神様に出会った。
MMORPGが最近多かったのでそうじゃない冒険ものを読みたくてこの謳い文句に惹かれて買ったのですが、ガッカリですね。
ファンタジー系ものってその世界しかない味があって楽しむもの。
これもそういう舞台設定なんですが、ステータスが数値化されていたり、普通にクーデレの○○たんとか明らかな現代用語を多用していて世界観があったものじゃない。
なによりダンジョンメインの冒険なのに雰囲気が全く伝わってこない。
GA文庫初の大賞作品のようですけど、本当にこの作品でいいんですかね? -
TVCMのヘスティアの後ろ姿に惹かれていたのですが、
なんか評判も上々で、その本屋さんでは一番売れてるらしく、
思わず購入してしましました。
GA大賞の大賞作品だったのですね…
最近ありがちの文章系タイトルはイマイチですが、
内容はイマドキのライトノベルらしい作風で、
大賞にふさわしい素晴らしい作品でした。
説明無視で進める出だしの貫録に驚きましたが、
説明臭くならない程度に小出しで解説してくあたりが優秀。
世界観の設定がかなりゲームっぽく、
「これはネトゲのなかで、ヒューマンはAI、神様は人間です。」
的な話でもおかしくない感じ。
そういうわけじゃなさそうですが、ちょっと違和感ありますね。
ただ、作りこみはしっかりやっていそうな印象。
気になるとこも結構あるし。
キャラに関してはツボにくる子は居ませんでしたが
上手に動かせてて違和感ありませんでした。
硬くなりすぎず、萌えに寄りすぎずで個人的には好み。
全体の流れも王道的で読みやすかったです。
主人公が若干チートですが、
こっから先をどう操作するかでこの作品の真価が問われそうです。
これは早めに2巻も読みたいですね。
ごちそうさまでした。 -
主人公が特殊能力でひょいひょいと強くなっていくのは、いかにも…だが、主人公のために頑張る神様というのが何とも一途で可愛らしく愛くるしいではないか。主人公と神様の一途さがまぶしく、成長を見守りたくなる。