数学ガールの誕生 理想の数学対話を求めて (数学ガールシリーズ)
- SBクリエイティブ (2013年9月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797373257
作品紹介・あらすじ
累計22万部突破の「数学ガール」シリーズは、どのようにして誕生したのか。
たくさんの数式が掲載されている高度な内容にもかかわらず、なぜ多くの読者に支持されるのか。
そして、その教育的意義とは。
著者自らが「数学ガール」の魅力と成功の秘密を明らかにする講演集!!
2007年から刊行されている「数学ガール」シリーズは、
青春物語と数学をドッキングさせたユニークな読み物です。
数式が満載で、高度な数学の内容にもかかわらず、たくさんの読者に支持され、
コミック・電子書籍・翻訳も刊行されています。
本書は、シリーズの著者自らが、
・「数学ガール」はどのようにして誕生したか?
・「数学ガール」の教育的な意味とは?
・企画をどのように考え、どのように執筆しているか?
などについて詳しく解説し、「数学ガール」の魅力と成功の秘密を明らかにします。
大学と勉強会での講演をベースに、大学教授や研究者、編集者とのフリーディスカッションを交え、
さまざまな角度から分析がなされています。
シリーズのファンはもちろん、教育関係者、書籍の出版やメディアビジネスに関わる人にとって絶好の一冊です!
感想・レビュー・書評
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数学ガールは全部持っているはずだが、秘密ノートがずいぶん出ているんだよな。もう数学ガールは書かないのかな?
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『数学ガール』シリーズは、数学の専門的なテーマを扱っているにもかかわらず、不思議なほどわかりやすいと思っていた。
その理由とも言える著者の一貫した考え方やそれを実行する手法の一端が書かれている。
考え方や手法はわかることはわかった。
でも、それを実際に行動に移すのは、並大抵のことではないと思った。
少なくとも自分にはまねできない。
ちなみに、この本のベースとなった講演が行われたのは、『数学ガールの秘密ノート』シリーズが出版される前のこと。
そのシリーズは通算で10巻を超え、新しい登場人物も出てきている。
もし、今、結城さんが講演を行うとしたら、どんなことを話してくれるんだろうというのが、自分が注目する点である。 -
教えるっての、定期的に考えなおさないとね。
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数学
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今まで読むだけの読者だったので(;^ω^)、一言だけでも感謝を。常に読者のことを考えてくださり、ありがとうございます。m(_ _)m
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以下の記事にて紹介。
<a href=\"http://rashita.net/blog/?p=11772\" target=\"_blank\">【書評】数学ガールの誕生(結城浩)</a>(R-style) -
数学ガールの中でのレクチャーが本当に素晴らしすぎるので,結城先生の講演会を文字起こしした本を読んだ.
「数学ガール」がどのように生まれてそして描かれてきたのか,という振り返りの中で,数学を幅広い層に理解してもらうために,どのように工夫を凝らしてきたかをご公演されています.
講演会の文字起こしなので,さまざまな質問も出てくるのですが,一貫して「徹底的に読者のことを考える」という姿勢が貫かれているので,読んでいて妙に安心(?)しますね.
徹底して相手のことを考える姿勢は,事業においても最も重要と言われていることですし,もっと広く人間社会のコミュニケーション一般においても最も重要なことなんだろうな,と素直に受け容れられる一冊でした.
(類似内容の講演会2本分なので,わりと冗長な印象はありましたが,そこは流して読むと良いと思います) -
これを読みながら、最近、分かりやすくするための努力を怠っていたなぁ、と反省した。どんなことを書くにしても「読み手は誰か」「読み手は何を知りたいか」を考えることを忘れないようにしたい。
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数学ガールがどのようにして誕生し、筆者が数学ガールという作品に対してどう考えてきたのかがよくわかる内容で、結城先生のエッセイのような感じもして面白かった。ちなみに過去に開催された結城先生のイベントで司会を駿台の大島保彦師が務めたという話が興味深かった。
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講演と質疑応答2回分。数学ガールのなりたちや裏話。もういちど読み返したくなる。
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