池上彰のニュース そうだったのか!! 2 いまさら聞けない「イスラム世界」のきほん
- SBクリエイティブ (2016年4月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797387094
作品紹介・あらすじ
フランス、ベルギーと相次ぐ「イスラム国」によるテロ。もはや日本も他人事(ひとごと)とは言えない状況下にあります。今、イスラムの世界で何が起きているのか? そもそもイスラム教徒と過激派の考えはどう違うのか? 「イスラムの世界」について、知っておきたい大人の知識がまるっとわかる1冊です。
世界で最も残虐な過激派組織として知られる「イスラム国」。
残虐行為やテロを繰り返すその根本には、どのような思想があるのでしょうか?
本書では「イスラム国」を始点にし、今、「イスラム」の世界で何が起きているのか、池上さんが徹底解説します。
◎イスラム教の教えはどういうものなのか?
◎「イスラム国」はどのように誕生し、拡大してきたのか?
◎なぜヨーロッパに難民が押し寄せるのか?
◎そもそもテロとは何なのか?
◎日本でもテロは起きるのか?
◎なぜ中東では紛争が絶えないのか?
◎「イスラム国」は今後どうなっていくのか?
などの素朴な疑問にお答えします!
感想・レビュー・書評
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2021/06/27
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すぐかりれる
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「知識ゼロからのイスラム圏入門」といった感じの内容。これまでもイスラム圏に関する解説はTVなどで見てきたがどーにもこーにも頭に定着しないので、本書は授業のノート取る気分で、ルーズリーフに色々と書き込みながら読んだ。・「ムハンマドの後継者について、スンニ派=実力重視主義、シーア派=ムハンマドの血統重視主義」・イランはシーア派が多数で、サウジアラビアはスンニ派が多数。そのため両国は対立が深い。・シリア内戦は国内のスンニ派シーア派それぞれの勢力にイランとサウジアラビアが肩入れし、米露も乗り込んで複雑化している等々……
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イスラム教とか、中東の紛争の原因とか、移民と難民の違いとか、基本的なことがとてもわかりやすく解説してあった。
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小学生からでも読めそうです。むしろこのシリーズは小中学生にオススメ。
イスラム教は日本ではあまり馴染みがありませんが、宗教の一つとして他との違いが分かりやすく理解できます。 -
ジハードを「聖戦」と、ずーと思っていた。
『神の為に奮闘し、努力すること』と、言うことこの本で知りえた。
戦うことでなく、イスラムの教えを守ろうというのが、この基本なのだと。
ISIS、ISILと、報道に書かれていたことがあり、現在の報道を見ると、ISになっていて、統一感が今一つはっきりしない。
しかし難民問題、移民との違いや、緒方貞子氏の一声で、避難民にも援助の手が、差し伸べられたと、書かれている。
正しい方向への指導者が居れば、テロ事件も起きないのにと、思わざるを得ない。
2014年の1年のテロ事件は95か国 1万件以上もあるのには、平和な日本に住んでいる私には、唖然とした数字であった。
今日の世界のニュースでさえ、ヨルダン、イエメンでも、爆発事故があり、ISが表明しているとのことが、報道されていた。
未だ、中東の国々が、争っているのは、土地の取り合いなのか?宗教の違いなのか?、、、、それに巻き込まれて家も、肉親も亡くす人は、どのような事を目標に、これからを生きていくのだろうと、ぬるま湯につかっている日本人はこれから何をすればいいのだろう。
いつも、深く考えさせらるニュースを、わかり易く解説してくれるこの本は、もっと、みんなに読んでもらいたい。 -
Part1 そうだったのか!!イスラム教
Part2 そうだったのか!!難民問題
Part3 そうだったのか!!テロ
Part4 そうだったのか!!中東
わかる中東・・・みたいな本読んだけど
詳しすぎるとこんがらがっちゃって
中東問題分かりにくいんだよね
これはお勧め、池上彰本なめてました
わかりやすい
特にPart4そうだったのか!!中東
イラク、イラン、サウジ、シリア、米、ロシア、ISIL関係
のなぜ?をすごーくやさしく書かれてる
単に詳しく書かれてる本と違って
他の本に書かれてないような
理解しやすくするポイントを詳しくやさしく書かれてる
挿絵もすごく効果的、読んで良かった。