世界最高の人生哲学 老子

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797387582

作品紹介・あらすじ

捨てる、手放す、降りる
2000年前に導き出されていた、人生で大切なこと

『論語』とならんで中国古典の名著である、『老子』を、大家・守屋先生に解説いただく1冊。
老子の思想は、「無為自然」。競争社会でいきるときに「負け」を認め、それでもいきていくためにどうすればいいかを説いています。
「老子」が読まれたのは、汲々とした時代の春秋戦国時代。
そんな時代にも、超然として穏やかに生きることを説いた老子の思想は、今の、せちがらい現代にも通ずるものがあります。
「こだわりを捨てる」→「穏やかに生きる」をコンセプトに、現代に生きる思想、「老子」を語りつくします。

感想・レビュー・書評

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  • 2024/04/19読破 

    一言 老子は好き。この本はあまり好きではない。

    感想 老師が好きなので読み始めました。期待値が高すぎたか、あまり得られるものがありませんでした。

    104
    「曲全」
    「始めは処女の如くにして、敵陣、戸を開き、後には脱兎のごとくにして、敵、防ぐに及ばず」
    これは最初は下手に出て、相手の油断を誘う。したたかさのことを言う。

  • 道…それは単なる言葉・概念なので、それこそ自分を意味なく縛り付けてしまう気がした。
    知っていても知らないふりをせよ、知識の獲得の否定、…一見、現代の日本で一般的なあるべき論(老子の教えが流行った時代でもあまり違わなかっただろうけど)とは逆のことが述べられ、面食らうが、実はあえてそう振る舞うことで、ひいては自分のためになるように仕向ける、という強かな思想と理解。にしてもちょっとまわりくどいし、穏健・無害だけど、社会を良くしようというモチベーションのビジネスの世界とは対極にあり、今の自分が変に超然ぶって参考にすべきではないと思った。

  • 余食贅行 よしぜいこう 余りもの
    賢しら さかしら 利口そうに振る舞うこと。物知りぶること。自ら進んですること。よけいな世話を焼くこと。さし出口をきくこと。讒言。
    論難 相手の不正や誤りを論じ非難すること。
    見損じ 囲碁や将棋で読みまちがうこと。

  • 老子とは聞いたことがあったが、今回これを読むまでは講師の様に一人の人が書いたのかと思ったが、複数の人により編纂されたのだと初めて知った。

    また「上善水の如し」「柔よく剛を制す」なども老子に書かれていると言う事も初めて知った。

    柔軟さが大切だと言う事が本質だと理解した。

  • 老子のとなえた「道」の世界。

    奥深い分、解釈のしかたも色々あるようですね。

    正しく理解するということも大事ですけど自分なりに読み解いていくのも老子の楽しみ方なのかもしれませんね。

  • 「上善如水」は私の座右の銘。

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著者プロフィール

著述業、中国文学者

「2022年 『世界のビジネスエリートが身につける教養 論語と孫子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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