- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797388657
作品紹介・あらすじ
主要ターミナル駅から、郊外に向けて放射線状に伸びていく鉄道路線。
私たちが毎日通勤の手段として活用しているこれらの各路線に固有のイメージ、
路線間のヒエラルキー(序列)はどのようにして誕生したのか?
各路線を通信簿でシビアに採点すると共に、哀しくも可笑しい「沿線格差」を愉しみつくす!
◆「勝ち組10路線」と「負け組8路線」を発表!
見栄っ張り度№1 ⇒東急田園都市線
自虐度№1 ⇒東武東上線
意外にも実力度№1 ⇒京急本線
住みたい街充実度№1 ⇒中央線
――各路線の噂(都市伝説?)やイメージを徹底検証!
この本を読めば、「首都圏沿線あるある」として話が盛り上がること間違いなし!
そして毎日自分の通勤している路線がいとおしくなる!?
◆あるようでなかった「沿線」のランク付け!
「どのような場所に住むか」その判断にも影響を与えるのが、最寄り駅のある鉄道沿線の利便性やイメージだ。
首都圏から郊外へ向かう路線を中心に、皆気づいていながら、
あまり触れられてこなかった路線の格付けをあえて公開する。
「住む年数を経るごとに沿線への愛着が増し、ほかの沿線に移る気はない」
これも正解ではあるが、わが路線の実力をここは冷静に評価し、各沿線の個性を考えてみよう。
◆ブランドタウン充実路線から、酒盛り列車と呼ばれる路線まで
各沿線の愛すべき個性を徹底分析!
感想・レビュー・書評
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【沿線格差】
首都圏鉄道路線研究会
「格差」とタイトルにあるが、社会問題として取り上げるほど深刻な論調ではなく、鉄道マニア達が独自の指標で首都圏の路線にランキングしている本。自分の生活圏や近隣の様子を思い浮かべながら読むとなかなか面白かった。
本書では快速のある率、他路線との接続数、混雑度、運賃収入など8つの指標を元に総合的に19の路線を評価している。一位は京急本線、最下位は西武池袋線、私の住んでいる常磐線はビリから2番目だ。
「○○線あるある」というミニコラムも楽しい。常磐線中距離電車はかつて「酒とつまみの臭い電車」と言われていて、事実そうだった。20年くらい前だかに新型車両になってからそれは解消されたが。他の路線でも多少毒を含んだ評価があり、概ね的を得ているようだ。
快速が止まる、ターミナルとしての利便性がある、といった要素は沿線の発展にやはり重要だ。私が仕事で出入りしているとある駅は他路線の乗り入れを地元商店街が反対して隣の駅にターミナル機能をとられ、結果その駅は衰退したらしい。実際そんな場所だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
首都圏住民からすると「あるある」のオンパレードで面白かった。引越しの参考に。
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お金持ちが多く住む街を走る路線はどこ?
に釣られて買ってしまいました。永福町駅は未だ未だ、おトク感が有りますね‼️ -
各路線の差別化は意味がない
画一化が進んでいる -
それにしても日本人は「ランキング」や「格差」が好きですね。わかってはいても、ついつい気になり読んでしまいました。
いろんな数値、データをもとにポイントを合計し、ランク付けされているのですが、読み手の興味をそそるための手段のひとつと思えば、「負け組」の路線だからといって悲観する内容ではありません。各路線のちょっとした雑学を知りたい方向けの本、という位置づけです。
気になったところは、他のレビュアーも書かれています通り、京急の場合、「ドア、閉まります」ではなく、基本は「ドアを閉めます」ですね。それと、京急は「発車メロディ」ではなく、「接近メロディ」です。 -
"首都圏の鉄道各線のデータを基に解説している辞典の様な本。
鉄道会社のビジネスモデルがどの様に確立してきたのかも解説。
鉄男と鉄子以外でも楽しめる。" -
いわゆる首都圏の沿線について、地価から周辺環境までを綴った一冊。
鉄道に関してこのような形で切り込んだ本はなかったので、非常に面白かった。 -
歴史や利便性や地価等を勘案して、各路線を診断。勝ち組は、京急本線、東海道線、東急東横線。負け組は、西武池袋線、常盤線、相鉄本線。
住んでいる人には、共通認識やイメージとしてわかるんでしょう。わかるまで何か月?何年?何十年?たくさんあるから、名前とルートを知るところからですね。 -
春の家探しの時にも少し立ち読みしたけれど、改めて。
京急が総合順位1位なのには驚いた。確かに大きな遅延は少ないな。 -
‹内容紹介より›
あるようでなかった「沿線」のランク付け!
「どのような場所に棲むか」その判断にも影響を与えるのが、最寄り駅のある鉄道沿線の利便性やイメージだ。首都圏から郊外へ向かう路線を中心に、皆気づいていながらあまり触れられてこなかった路線の格付けをあえて公開する。「住む年数を経るごとに沿線への愛着が増し、ほかの沿線に移る気はない」これも政界ではあるが、わが路線の実力をここは冷静に評価し、各沿線の個性を考えてみよう。
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JRと私鉄の首都圏19路線を沿線の地価や乗降者数、遅延率などで数値化した分析もあり、また沿線がどのようにしてここまで発展してきたのかも記述。
主なターミナル駅や近年発展著しい地域だけでなく、これから伸びそうな駅や、残念ながら少し発展に陰りがみられる駅など、情報は多岐にわたる。
個人的には、経堂が高評価である反面、「国立駅は地域住民が高層ビルの建設に反対しており、排他的で成長やブランドに翳り」と分析されていて少し残念。
鉄道路線網がしっかり頭に入っていないので、具体的な駅名が出てきても地理的にピンとこない部分もあり。
電車が好きな人ならばもっと楽しめるかもしれません。
いろいろな「テーマ」による各沿線の分析もあるので、これから住む地域を探そうとしている人は、なにか参考になる部分があるかもしれません。 -
<目次>
第1章 首都圏の主要路線の通信簿
第2章 テーマ別沿線ランキング
第3章 沿線イメージのウソと真実
第4章 同一沿線でも無視できない「駅力格差」
<内容>
様々なデータを駆使して、首都圏のJR,私鉄の状況御レポートし、「沿線格差」を明らかにしたもの。意外と面白かった。ただ、「鉄オタ」が書いただろう文章は一部濃すぎたけど…。主要鉄道で京急が一番なのは笑った。遅延証明発行率が10%とあるが、最近は結構「混雑遅延」が発生している気がする。また「ドア閉まります」がスピードアップのため「ダァシャーリマス」には笑った(そんな放送してるかな?)。また、京急沿線の人々の「京急愛」がとても熱いけど、それもこの結果に関係しているのか? -
首都圏の路線についていくつかの視点で見て各路線を比較している本。自分は東急東横線や京急線などを使うので、これらの路線については、なるほどとか、あるあるとか、京急が意外とポイントが高いなとか、なかなか面白く読んでいたのだが、自分の住んでいる都道府県とは違う沿線の路線などは、読んでいてもさっぱり面白くない。また京浜東北線や南武線がないのは残念であった。まず本を手に取るときに自分の使っている路線があるのであればいいが、そうではなく、また、鉄道に興味のない方なら買わなくてよいだろう。
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ランキングというキャッチーな試みは分かりやすく、販売には有効でしょう。
内容を見ると項目に異議もあるでしょうし、出来上がったランクに「?」という人は多いでしょう。
人それぞれ価値観は異なりますので、あくまで参考ですね。 -
様々な角度から首都圏の路線の個性を紹介した本。馴染みの路線の意外な一面を知るも良し、あるある(笑)と頷くも良し、はたまた実用的に引っ越し先を決める参考にしても良し。格差という刺激的なワードに囚われなければ面白い一冊です。まぁこのランキングにいちいち文句を言うのは野暮でしょうw
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関東に在住しているわけでもないが、、、読んでみた。
空き家問題、少子化問題、、、
昔は、土地神話があり、私も両親も、自分の家を持たないと一人前でないように思っていた時代の人間である。
しかし、今の時代、家の老朽化や修理など、そして、パソコンなどのケーブルをつけることなどの手間と、時間をかけるのだったら、賃貸の方が、便利である。
交通の便も重要であるが、路線だけでなく、1時間に何本電車があるのかが、問題である。
読んでいて面白かったが、関東には、ホテル住まいの方が安くつくかもしれない。 -
鉄道の本というよりも、不動産の賃貸情報本という感じです。
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第1章冒頭のランキングは乱雑な印象を受けたが、第3章・第4章では、不動産業界の統計を基にした情報で、鉄道趣味とは別の視点から鉄道路線を分析されていてよかった。
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大江戸線と丸ノ内線トリビアを知りたくて購入したのだが載っていなくて残念。西武池袋線が面白かった。
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東京に住んでいるとなんとなく感じる沿線の差。これを本にしましたーというモノです。
内容はネットに転がっていそうなものです。
面白かったのは、各路線に書かれているあるあるネタですかね。
後段に書いてある賃料比較は、そんなこと本にしてどうするの?というのが感想です。