ゲームシナリオの書き方 第2版 基礎から学ぶキャラクター・構成・テキストの秘訣

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  • SBクリエイティブ
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797395372

作品紹介・あらすじ

ロールプレイングゲームやアドベンチャーゲームなどシナリオが重視されるゲームで、魅力的な物語を書くためのノウハウを体系立ててやさしく解説。いますぐ使える考え方が満載。改訂では実例をいまどきにしつつ、コラムも増量してブラッシュアップ。
ゲームシナリオライターを目指す方やひと味違うシナリオを書きたい方におすすめの一冊!

感想・レビュー・書評

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  • 2018年3月19日読了。ゲームシナリオの書き方について実例を示しながら詳細・具体的に説明してくれる本。11年ぶりの第2版とのこと、第1版も相当親切で「使える」シナリオの参考書だったのだと思うが、ガラケーやスマホゲーム隆盛で現れては消えるゲームが星の数ほど押し寄せる中で、「構造のしっかりしたシナリオを持つ」ことはゲームの質を確保するために必須の条件なのだろう、実際はできてないゲームが多数なのだろうが…。過去の名作はもちろんこの本を読んで勉強して作ったわけではないから、過去の名クリエイターたちは経験的に・天才的に他メディアの良シナリオを知っており、それをゲームに投影したのだろう。人間が作ったものを人間が体験する以上、作り手には人間の理解とか、「見る側・読む側・やる側はどう思うか、どんな感情を抱くか、何をやりたがるか」を想像しながらゲームを作ること、そのために使えるフレームワークや原則は何でも使っておいた方がいいこと、インプットは多数仕入れた方がいいこと、が基本なのだろうな。

  • ゲームシナリオの主成分、構成立てからテキストの書き方まで一通りの基本がわかる。
    とりあえず何をすべきかのとっかかりが掴めるので完全初心者の入門書として有用。

  • ゲームシナリオの書き方だが、普通のシナリオや小説にも応用できてけっこうタメになる本。実際にシナリオに関わったことがある私にとっても啓発され参考になる部分が多かった。

  • ゲームシナリオとあるがストーリー作成の基本が細かく書いてあるので、他にも使えそう。

  • ゲーム関連の仕事はまったくしてないのだけど、
    ・どうやって作られてるんだろう?
    ・頭の中どうなってるんだろう?
    と興味本位で読了。

    ファンタジックな人とかすごい発想力な人とかが作ってるのかなーくらいの感覚でいたけど、(もちろんそういう人はたくさんいると思うけど、)たくさんのお作法があるのだなぁと知った。
    当然なんだけど、ゲームを作る人もビジネスとして作っているわけで、正しいというか、より良い作り方がやっぱりあるんだなと。
    あと、ゲームだけじゃなく、小説とか漫画とかにも繋がる考え方だし、日常にも応用できそうだなと感じた。日常の自分とまわりのシナリオを巧みに描いて動かせたら・・・と。

  • ★学生選書ツアー2018選書図書★
    【所在・貸出状況を見る】
    https://sistlb.sist.ac.jp/opac/volume/217660

  • 第1部は仕事を通して見聞きしたことがある内容だったのですが、第2部以降の内容は感覚的に「そうだろうな」と思っていたことが言語化されて説明されていたので、目から鱗だったり改めて気付かされる点がとても多かったです。

    また、「ゲームシナリオ」の書き方ということで、ゲームシステムや仕様をかなり意識されているように思います。

    近年ゲームのシナリオライターになりたいという人を多く見かけるのですが、ほぼほぼ「私の考えた素敵なキャラと世界をゲーム化したい」などとという、ゲームをないがしろにしているような人ばかり。

    この本はそんな人たちにこそ特に読んでほしくて、もし共感できないようならゲーム業界に来ないでほしい、なんて思ってしまいました(グチっぽくてすみません……)。

  • シナリオ構成(とりわけゲーム)を行うときに有用。
    かなり基本的なところから書いてあるので基礎を大事にしたいときのための本。

    一方で、われわれはあくまでゲームを作るのだ、と考えた時に、見失いがちな要素を思い出すのに使える。ライバル、対立軸を早めに設定するなど。

    ゲーム本のたぐいの例に漏れず謎の分厚さがある。(文字が極めて多い。)
    電子書籍でもいいかもしれない。

    最初のおまけ部分には現場感が滲み出てる。案外勉強になるかも。

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著者プロフィール

1972年、京都生まれ。立命館大学国際関係学部卒業後、ゲーム制作会社に入り、そこで二百数十万本売れたRPGのシナリオを書く。その後、フリーのシナリオライターとして『Memories Off』『Memories Off 2nd』などのシナリオに携わる。ゲーム専門学校では講師として『実践的キャラクター概論』を担当する。同時期に劇団を設立し、日本国内だけでなく、イギリス、台湾にて海外公演を多数行う。ゲームシナリオ関連の講演としては、2007年にCEDEC 2007にて『ゲームシナリオライティングシアター「キャラクターからの呼び声 in CEDEC」』、2014年に国際交流基金の招聘でパリ・ロンドンにて『キャラクター・ゲームシナリオ論』を行っている。現在は、株式会社オラクルナイツ所属演出家、映像制作会社それいけ!映像センター代表を務める。

「2017年 『ゲームシナリオの書き方 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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